宛メでこれまで高校時代に受けたいじめのことを何度も書いてきた。もう一度、今度はなるべく詳細に書いてみる

宛メで、これまで高校時代に受けたいじめのことを何度も書いてきた。
もう一度、今度はなるべく詳細に書いてみる。

高校入学前、教科書を購入した時、行きたいと思ってた高校で勉強できる喜びで、家に帰ったらすぐ教科書を開いて勉強した。
父と母が、そんなオレの様子を見て嬉しそうに話しかけてくる。

父は｢どれどれ、ちょっと見せてみろ｣と教科書を見るも｢ダメだwさっぱりわからんw｣と匙を投げ、そんな父にオレは｢諦めるの早いよw｣とツッコミを入れる。

その様子を微笑ましく見ていた母は、｢ほら、勉強の邪魔しないの。珈琲入ったよ。｣

幸せな一時、真新しい制服を前に、これからの高校生活に期待が膨らんだ。


高校入学式当日、期待と少しの不安を胸に登校する。
教室にて、(僕の席はここか、周りは…何かちょっと馴染めなさそうな人が多いな…)

不安が少しずつ大きくなる。
それは授業が始まった時にはっきりした。

オレの周りにいたのは高校デビューの不良たち、授業妨害が始まった。
教科担当が気の弱そうな先生と見るや、口笛を吹き、机をバンバン叩き、黒板に物を投げつける。

そんな中でもオレは我関せずで勉強した。
オレはその狂乱を止めようとしなかった。
自分が標的にされることを恐れて…。

でも、すぐに標的にされた。
紙を丸めて投げつけられたり、机を引っ張られたり、最初はその程度だった。

オレが｢勉強の邪魔しないでよ｣と言うと、奴らは笑った。
不良｢なになにwもう一回言って？w｣

オレがもう一度言うと不良は｢ぎゃははははwコイツの声、女みてぇ！w｣
周囲の不良共がオレを喋らせようとする。

オレが喋らないでいると、嫌がらせが加速した。

ある奴はオレの椅子に画鋲を置き、ある奴は机の中に雑巾を入れ、ある奴はオレを不意に殴った。

さすがに我慢の限界が来てキレるオレ、でも半端にやり返したらさらに報復される。とことんやり返せば停学か退学になるかもしれない。

せっかく父と母が高い授業料払って通わせてくれてるのに問題は起こせない。

だから授業以外の時間の時は教室から離れて奴らから隠れた。

でも、すぐに見つかった。

不良の取り巻き｢いたいたwこんなとこに隠れてたw｣
そのまま教室に連行される。

教室について自分の席を見て言葉を失った。
机も椅子もビショビショに濡れていたから。

それがただの水じゃないことは奴らに強引に椅子に座らされてわかった。
唾液だった。

奴らが大量に吐き捨てた唾液。
まだ新品の制服が唾液で汚れた。

パンツまで染みそうだったのでズボンを脱いでティッシュで唾液を拭き取る。
その隙をつかれてパンツを下ろされた。

オレの股間を見て奴らは大爆笑。
アレがあまりにも小さいから。

机に中の教科書を唾液まみれの机の上に置かれて、その教科書にさらに唾を吐かれる。

父と母が一生懸命働いて買ってくれた教科書が汚される…。

心が壊れていく…。

昼食時、弁当を食べていると、母が作ってくれた弁当にゴミを入れられた。

それをよけて食べた。

辛くて悲しくて泣いた。
それを見て大爆笑する不良共。

心が…壊れていく…。

助けて、誰か助けて。
でも、オレは授業崩壊の時、先生を助けなかった。
だから自業自得。

学校帰り、地下鉄のホームでまた泣いた。
でも、涙を堪え、気持ちを切り替えようとした。

ホームに到着する地下鉄を何度も見送り、気持ちが落ち着くのを待った。
家では明るく振る舞うために。

家に着く、今でこそ兄とは完全に口を聞かないが、当時も兄への殺意を持ちつつもそこまで険悪ではなかった。
普通に会話し、両親が仕事から帰ってきたら、いつも通り明るく振る舞った。

明るく振る舞いつつも、泣きたい気持ちで一杯だった。

(父さん、母さん、ごめんなさい。一生懸命働いたお金で買ってくれた教科書も制服も作ってくれた弁当も何も守れなかった。ごめんなさい。)

そんな風に心の中で思ったら涙が出た。
涙が出たのを母に見られたけど、オレは幼い頃から理由もなくよく涙が出るので、その心配をされた。
だから、いじめのことは悟られてなかったと思う。

父と母にまで悲しい思いをさせたくなかったし、アイツらに家の中での幸せまで壊されたくなかった。

だから家では思いっきり明るく振る舞って心の中にたくさん幸せを詰め込んで明日のいじめに備えた。

毎日、この繰り返し。

ここからの内容は詳細に書くのは辛いので、またそのうち…。
書けるようになる日が来たら良いな。


ベル