ななしさん
主さんに重ねて自分を見つめ直すきっかけになりました。
勝手ながら、ありがとうございます。
行き場のない怒りを、どうして自分に、ぶつけてしまうのかと、思う時があります。
ただ、怒りって、そもそも何なんだろうと疑問にも思うんです。
嬉しいものではない気がする。悲しいものではある気がする。
摩擦、って、言うんですかね?
すれてすれて、痒くなって、かきむしって、また痒くなって苛々して…
かといってくっつきすぎても上手くいかず、離れすぎても上手くいかず…
それを、外へぶつけないで、自分で何とかしようと、あなたがもがいてるように思えました。
とても勇気のいることだったと察します。とても、優しい感じのすることです。
…けれど、痒くてかきむしって、血が出ても痒みが治まっていないようにも思えます。
それは、なんというのか、悲しい気持ちになります。
とっても、辛い感じがするんです…。
あの、その怒りは、主さんの体をボロボロにしてまで、出す必要があるのでしょうか…。
かきむしり続ける必要が、あるんでしょうか。
ダメってことでは、ないんです。…あくまで俺は、そう思います。
それでも、やっぱり悲しいです。
あの、ちょっとでも、傷を減らすことは、出来ないんでしょうか。
傷の元の苛々を、減らすことは難しいんでしょうか。
勝手に考えただけなので押し付けがましいかもしれないのですが、出来れば
少しでも主さんの中で苦しんでいるそういう気持ちを、
見過ごさないで欲しいです。
どうしても、自分を見直す上で書いているので、
自分にも跳ね返ってくる言葉になってしまうんですけど…
もし、相手からの言葉で傷付き、傷付いたんだ、痛かったんだ、と
相手に伝えて、負担を掛けてしまうこともあると思いますが
嫌な思いをしたと伝える事も、それはそれで優しさなのではないでしょうか。
言わなくて、溜め込んで、相手がいつか、あなたの苦しみを知って
傷付いてしまうことがあるかもしれません。
俺は、何度も、そうやって傷付けてきました。
だから、どんどん、見たくなくて、苦しみたくも苦しめたくもなくて、鈍くなってしまったんだと思います。
鈍くなって、自分も相手のも、どの苦しみも解りにくくなったんだと思います。
それだから、また苦しい思いを、何度も気付かずにさせて来たんだと思います。
相手を励まそうと、傷付けて来たんだと思います。
ねぇ、もうやめたくはありませんか?
俺には、自分と相手が悲しんでいる姿も、声も聞こえてはいませんでした。
出来れば、そうなって欲しくはないんです。
それは、自分を傷付けているのは、あなただって同じような思いをなさったのではないですか?
同じでは、ないかもしれませんが…。
こんなに痛いとは、知らなかったんです。
本当に、自分に腹が立っています。
でも、もう、自分に怒るのはやめたいです。何にも、良いことなかったですから。
苦しいことは、確かに苦しいもので、直視すると目が痛くなります。
それは、とても残酷なことだと思います。
…それでも、苦しみを減らせる希望は、あるんじゃないでしょうか。
鈍くなれ、ということではないです。
苦しみは、苦しいことは苦しい、で良いんじゃないでしょうか。
傷付けるのは苦しい。ならば、自分を傷付けるのも、また苦しい。
苦しいのに、自分を傷付けて、また苦しんで…
そんなの、もう沢山ではないですか?
苦しんだなら、乗り越えませんか?
先に何があるかは、解りませんけれども…苦しみがずっと続くのは、嫌ではないのですか?
あなたを苦しめるような言葉を言ってしまい、今本当に申し訳なく思います。
…それでも、嫌なままで、俺は、良いとは思えません。
どうか、身勝手な申し出ですが、少しでも考えては貰えないでしょうか。
どうすればいいのかは解りませんが、それでも、何かはあるんじゃないでしょうか。
…その何かを、求めるのは、例え誰かを傷付けてしまうことがあるとしても、
そこから起こりうる全部が悪い事だとは、思えないんです。
蛾蝶