芸術がよくわかりません。
写真かと思うくらい綺麗に書かれた絵とか
本物みたいに精巧な彫刻とか
「何を表してるのかすぐにわかる」作品は
一目ですごいなあと思うんだけど、
赤と黒の四角が大きく描いてあるだけの絵とか
腐った卵が割れてる絵とか
ルービックキューブが斜めになったような銅像とか
歪んだタイヤに黒いリボンがかかってるとか
トイレットペーパーがいっぱい並んでるとか
タイトル見てもわからないし、
解説文がないから、何がすごいポイントなのかもわからないし、
自分に教養とかセンスがないのは自覚してるけど、それにしたってなあ…
あれがウン百万円するとか、芸術ってわからん……
名前のない小瓶
40088通目の宛名のないメール
小瓶を1288人が拾った
保存0人
お返事が届いています
名前のない小瓶
絵画鑑賞を10年ほど趣味にしている者です^ ^
わたしの解釈歴史を追っていくので長いですが良かったら聞いてください!!
そもそも芸術家の仕事って何なんだろうと考えたことがあります。
芸術の起点は、おまじないや魔除けなどと言われています。
中世にキリスト教が盛んになったのは等身大の祭壇画など
視覚に訴えたからとわたしは思っています
当時の画家は布教の為の絵を描く職人としての仕事でした。
その後の時代では
有力者が権力誇示やお見合いの為、肖像画を描かせたりするようになりました。ルイ14世とかナポレオンとか…教科書にも載っているあぁいう絵です。
この頃の画家はカメラの代わりです。写実的かつ美しくが当たり前です。
次第にカメラが発明されると、
画家たちは写実的で無個性ではなく独自の表現方法を模索していきます。産業革命で裕福な家庭にも絵を飾るようになり画家の絵を庶民が買うようになってきます。
この頃から、絵を売って生活する、現代でイメージする「芸術家」になってきたのかなー。
20世紀前後、ピカソが出てきて抽象画が流行ります。今まで具象画(人!とか景色!とかモチーフがわかるもの)しか見たことなかった人たちは何だこれは!?斬新!!となったんだと思います。長くなるので割愛しますがピカソはキャンバスで3次元を表現しようとしました。
ここで現代における私が思う芸術家の仕事は、「新しいもの、まだ誰も試みたことのないものを作り出すこと」だと思います。
新しいものを作りそれが評価されてネームバリューが付く…それでよく訳のわからない作品が数百万!作品自体だけではなくて、誰それの作品だから価値がある…
なんてことになるんですかね(°0°)‼現代美術はまだまだ勉強中です!
もしかしたら鑑賞者を「意味がわからん…」
と、もやもやした気持ちにしておいて、
解説を読んで「なるほど!」
と、すっきりさせるところまでが
アートだったりするのかもしれません。。
長々とあつくすみません。
ななしさん
絵を描く人です。
わかる人にだけ分かればいいんです。
雑貨屋や本屋、なんでも良いのですが、
買わざるを得ないものに出会ったことはありませんか?
超欲しいと思ったこととか。
そう思った人がいくらでもお金を出して買っていく。
絵を一枚書くのにはすごく時間がかかります。納得がいくまで描きなおしたりしますから。
作家の想像力と人生の一部の時間を、お金に換算しただけです。多分。
トイレットペーパーも、見る人が見たら、いくら出しても欲しいものなのかも。
名前のない小瓶
じゃああなたはきっと、八代亜紀の書いた絵と
相性が良いのかもしれませんね。
(写実的ですよ)あたしはあんますきじゃない。
芸術なんて、別にわかんなくても生活に支障はないっすよ。
だいたい「わかる」ってなんすかねー?
センス!・・とかよくいいますが、
あの類いのことを、一般的にはいうのかなぁ?
私は、オレ的に、うーんいいじゃ〜ん!とか
なんか、後ろ髪引かれる、この感じは何?
とか、シンパシー感じれば、子どものらくがきでも
ジジイの川柳でも、なんでもアリだと思います。
げーじゅつげーじゅつ!
(音楽も同じような類いだと思います。服の趣味も)
だから、解説文はなくてもいいと思う派です。
オレの感想が、ライナーノーツさ!でよいのでは?
あいつが「いい!」というからといって、
小瓶主さんが「はぁ?どこがいいの?これ?」と思えば
それが、オレにとっては正解です!
雑な視点のお返事ですんません。(でも正直さっ)
おわり。
名前のない小瓶
どこがいいのかわからないモノの良さ。
なんとなくいいなって、一人でも思う人がいたなら、この世のあらゆるモノは芸術になり得るのではないでしょうか?
ななしさん
「よくわからない」も、りっぱな芸術の感想だよ!
ことばにできない感覚やきもちを、お互いに生み合って影響しあうことそのものが、芸術なんだと思う。
わからないっていってるけど、じゅうぶん芸術あじわってると思う。
ななしさん
絵の値段はすごいと思ってる人達で決まるのであって、あなたが100円だと思う絵は100円で正解なんだよ。少しでも興味があるなら、ネットとか印刷じゃない本物の絵を見に行くと感じるものがあると思うよ。
ななしさん
芸大に通ってますが、後者の絵の良さはわたしもよく分かりません。
ただその作品をみることによって、芸術とは何か?を考えることが、すでに芸術なのかもしれません。
ななしさん
なんとなく良いなって思えればそれでいいのさ~
だいたい、芸術なんてのは分かる分からないみたいな理論的なモノじゃなくて、感覚的なモノでしょ~
好みとか合う合わないもあるんだし~
芸術は分かるもんじゃなくて感じるもんだ!
なんてな~
ななしさん
あ、お返事に、ブルース・リーが交じってる。
ななしさん
分かる人だけ分かればいい。
芸術に興味ない人から見れば分かる分からないもない。
ただのモノに過ぎない。
たとえばアナタが絵を描いたとして、世界中の人間全てに認められないとイヤ?
ななしさん
芸術って言うのは「リズムの美学」ですね。
格闘技、演奏、漫才、造形に携わる人、彫刻…その他色々。
人が生み出す心地よい「リズム」、「人間が本来持つ強さ(主に精神と身体の調和、リズム)」みたいなものを、畏敬の念を込めて「芸術」と定めている…と思います。感覚的に。
そのジャンルをかじれば「芸術的」とは言われず、ある一定の完成度や精神性を感じれるものは「芸術」として大事にされます。
日本刀は正に美術的でもあり、芸術作品かと思います。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。