たまに甦る、子供の頃に人を傷つけた記憶。
軽はずみな行動で泣かせてしまったこと、
怪我をさせてしまったこと、たぶん全部覚えてる。
その時の映像が、音声が、感情が、
自分の思考が、相手の顔が、今でもはっきりと
思い出せるし、思い出そうとしなくても
ふとした瞬間に脳内を駆けめぐるから忘れようがない。
今日は夢に見た。
保育園の頃のあの子。
小学一年生の時の同級生のあの子。
小学三年生の時の年下のあの子。
小学四年生の時の同級生のあの子。
もうどれも10年以上前のことだけど、
我ながらよく泣き声まで覚えてるなと思った。
どの子も
「昔の話でしょ(笑)それに悪意あってじゃないんだし」
と笑ってくれるけど、
それでも私はフラッシュバックして、
そのたびに今すぐその子の所へ行って
土下座したくなるほどの罪悪感に襲われる。
なんであの場面でふざけていきなり立ち上がったんだろう。
ふざけて水たまりなんか蹴ったんだろう。
ふざけて押してしまったんだろう。
ふざけてバッグを振り回したんだろう。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
保育園も小学校も中学校も、
どの記憶も楽しいものはほとんど忘れてしまって、
覚えてるのは自分の失敗ばかりだ。
高校の記憶はまだ薄れてきてるくらいだけど、
それでも失敗が色濃く残ってるのが目立ってきた。
社会人であるこれからもそうなんだろうか。
いつかパッと後ろを振り向いたときに、
そこには失敗と後悔と自責の念しか無いんだろうか。
小学生のときのように怪我をさせてしまったりは
もうないけれど、様々な形で、わたしは、ひとを、
これからも、傷つけて、傷つけて、傷つけて…?
そうしないようにと長考の癖がついたし、
穏やかと言われるくらいにはなったけれど、
いつか振り返ったときに、
楽しいものがきれいさっぱり消去されていれば、
そこには失敗の記憶しか残らないのだろう。
名前のない小瓶
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お返事が届いています
ななしさん
よくわかります。
人に傷つけられたことより、人を傷つけた記憶の方がずっとつらいです。何度も思い返して、忘れちゃいけないと心に刻んでいます。された方は忘れてるかもしれないのに……。
自分がとても痛みとか苦しみを感じやすくて、だから相手が傷ついたときには自分と同じだけの痛み、苦しみを感じたのではないか、と考えてしまう。
ただ、人の体も感覚も性格もみんな千差万別で、もしかしたら自分が思うより苦しんでいないのかもしれない。逆に自分が思うよりもずっと苦しんでいるのかもしれない。こればかりは分かりませんね。
わたしは世の中の家族やいろんな人を見て、なんでそんな風に水に流せるんだろうってずっと考えてきました。正直今でも理解しがたいですし、どうも「水に流す」っていうのがあるらしいぞ、それに乗った方が人間関係円満っぽいぞと思って、ギクシャクしながらも実行してます。
それでも、表面上は水に流しても、自分が傷つけた記憶そのものは消えないんですよね。これからもずっとこうやって抱えていくのかもしれない。
最後に。
あなたはきっと誠実な人間です。優しい人です。そんなこと自分じゃ思えないかもしれないので、わたしが言います。
あなたは優しくて誠実です。人の痛みにちゃんと向き合うことができる人はきっと少ないです。ここに一人、そう思う人間がいることだけでも覚えていてくれたら嬉しいなあ。
ななしさん
あれか。
もしかして、努力はしてきて、ある程度は身に付いたのもあるんだけど、過去の自分があるからか。
あれが自分のやったことだったからこそ、また失敗して心掛けることを忘れれば、あるいはふとした拍子に昔のような自分が出てきてしまうんじゃないかってことか。
失敗から努力してきた。失敗があったからこそ。…だから辛いんじゃない?辛そうに見える。
悲しくて、悔しくて、不安でたまらなくて、上手くいかなかった時にそれが何度もなんども出てきて。
嫌な思い、誰かをもう傷付けたくない、そうやって努力して、努力したのに上手くいかないこともあって。
ねえ?誰かを傷付けたくないなら、自分を責めるのもあんまりやめときなよ。責め過ぎるのもよくないよ。
責めたって、よくなるわけじゃない。努力してきた主さんが一番わかってる筈だよ。反省と責める事は違うと思う。
人は意図せず、わざとじゃなくても傷付ける事だってある。
それに、人は誰かを傷付けるだけじゃない。自分で自分を傷付ける事だってある。
けど、それを癒す事も、フォローできる事も、ないわけじゃない。傷付けるばかりじゃない。
故意に傷付けるようなことは、したくないんでしょ?気を付けて頑張ってるんでしょ?
凄いことだよ。だけど、それでも傷付けてしまうことはある。
手を出すことを恐れたら、癒す事もフォローする事も出来なくなるかもしれない。
思い出す事も怖がる事も大切だけど、それは失敗するためのものではないでしょ?
それに、なんで失敗したくない、傷付けたくないって、本当は楽しく過ごしたいからじゃないの?
そのために、ふとした瞬間思い出すんじゃないの?
傷付いても、治らないものもあるだろうけれど、治るようなものもある。自然に治ることもある。
親しいからこそ痛くてもへっちゃらだと威張れるものもある。傷にも色々あると思う。
憶測だからバリバリの失礼にあたると思いはするんだけども、幼かった頃ふざけて色々やらかしたのはさ。
それも、楽しく過ごしたかったからじゃ、ないかな。
でも、その行動が人にとって面白くなかった。
どころか、嫌な思いをさせてしまうような事だった。人がどう思うかを考えていなかった。
そうだったんじゃないの?
あの時とは、一応変わった自覚もあるんでしょ?
なら、あの時と違う方法で、気をつける事も出来るんだし、また楽しめるように、ちょっとずつでもやってみたらいいんじゃないかなあ。
失敗の記憶ばっかり思い浮かぶなんて、なんか嫌な感じすんじゃん。少しは、嬉しい思い出も増やせるかもしれないじゃん。
なんかもったいねーよ。
もちろん失敗する事もあるかもしれんけど、そん時はできる限りフォローすればいいし、主さんは心から謝る事もできるっしょ?
それでもダメな時もあるけど、まあそん時はそん時で、やれるだけやってそうなったら仕方がないさ。
それはそれでやった事に変わりないんだから、また次に繋がることもあるだろうしな。
まあ、まだどうしてもその人たちに謝りたいなら、本当に真剣に、土下座して謝るのも、選択の一つだと思うよ。
…もういいよ、って言われそうな気もするけどさ。
どうしたいかは、自分で考えなよ〜。
強制じゃないし、憶測ばっかりで独り言喋ってるようなもんだからねー。
気に障ったことがあったら、どうか独り言だと思って気にしないでください。
それでは、長々と、色々すいませんでした。
名前のない小瓶
・・・・
人を傷つけたことがない人なんかいないと思いますよ?
私も、あります
でも、傷つけられる方の苦しみと
傷つけてしまったときの苦しみって、
全然違う種類の痛みですよね
一番、楽に生きられるのは
人を傷つけても、自分こそが被害者だと思える思考回路を
持っている人ですよ
俗にいう「モラハラ」タイプの人たちですね
楽なんだろうけど・・・
幸せとは言えない。
ななしさん
そんなに自分を責めるなよ、大丈夫だよ。
ちゃんと、ごめんなさいって思えてんだから。
同じ過ちを繰り返さないようにするしかないんだよ。
反省するため自分傷つけて死んだってなんも意味ないんだから、自分の子にはちゃんと教えてあげなよ。
絶対に人を傷つけるようなことしちゃいけないって。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。