急にお父さんがいなくなって、辛かったね。というよりは、まだよく分からず、変に気にしていないように振る舞っているんじゃないかな。亡くなりかたも人に言ってはいけないと、子ども心にもわかっていたから、小さな胸に秘密を抱えて苦しいでしょう?
お母さんも一生懸命、家事や仕事をしてくれているし、他に兄弟もいるから、甘えたくても甘えられなかったよね。
私がそんな貴方を抱き締めてあげたい。
いま私は27歳。貴方からみれば、すっかり大人に思うかも知れないけど、なってみるとまだまだ未熟です。そして、残念ながら悲しみや寂しさは消えません。
でもね、たくさん生きて、辛いことも積もってきたけれど、嬉しいこと楽しいことも積もってきたんだよ。
最近読んだ本によると「人生はグラデーションのようなもの」なんだって。今は黒でも、少し未来はグレーや白、ピンク色かもしれない。もし、学校や家での貴方が黒のきもちだとしても、何か好きなことを取り入れたら、黒一色ではなくなるよね。ここでダメだから自分はダメって、そんなことないからね。生きかたは何通りもあるよ。
諦めないで。生きよう。