ななしさん
その辛さを償いと考えたらいいのじゃないですか。
あなたが過去にやったことが原因で、今も苦しんでいたり、嫌な思い出が増えたりした人がどこかにいるのでしょう。
過去は変えられないのなら、せめてその人達と同じように心を痛めるのが、過ちに気づいた今のあなたに出来る唯一のことじゃないでしょうか。
私も、苦しめられた人がいました。謝られましたが許しませんでした。これからも一生許せません。ただ、それについて後悔し、自己嫌悪に浸りながら生きている相手の姿に、少しだけ心が軽くなったのは事実です。
何かした側も、された側も、そうして折り合いをつけていくのだと思います。
あとひとつ。「いつか胸を張って向き合えるか」とありますが、正直、何かされた側は、「またいつか向き合いたい」とは思っていません。傷が深ければ深いほど、です。顔を見たくない。声も聞きたくない。うっかりSNSで見つけただけで気分が悪くなることさえあります。謝罪も、「許せ」「昔のことは忘れろ」と言われているようで受け入れられない。
望むのは、「自分に対してやったことを忘れないで欲しい」という一点に尽きます。
あなたの心が痛む時間は、あなたが傷つけた誰かの心に寄り添っている時間です。
刑務所にいくわけでも、職を失うわけでもない以上、唯一の償いが出来ているその時間を、大切にして欲しいと思います。