ななしさん
否定されたり、指示されたり、誘導されたり、
そうやって育ってきたら、自分が分からなくて当然かもしれない。
私も、けして毒親というわけではないけど、良かれと思って過保護に育てられたので、自分の意見をあまり主張する機会がなかった。
必要なかった。ともいえるけど。
大人になって、はたと気付いた。
私は何も自分で決めてこなかった。
自分がない人間だと。
どんな環境で育っても、大人になれば親のせいばかりにはできない。
もう親の言いなりにならず、自ら自立できる年齢なのだから。
心細くても、自分で経験を積みながら、自分を作っていけばいいのだと思う。
成人すれば、そうやって何でも自分で選択してみて失敗しながら成長するしかない。
スタートが遅くても、それは仕方ない。
自分に関する責任を自分で果たすことが求められる。
そのためにも、自分で切り開いていくしかない。自分を守れるのは自分だけ。
私は、自分のなさに気づくのが遅かったほうだけれど、気付いた時って、結構ショックですよね。
でも、落ち込んでても、悔やんでも、嘆いても、結局は、過去は過去として割り切って、自分の為にどんどん経験したり探したり積み上げたりしていくしかないって分かりました。
生きてる限り、自分という芯は、あったほうがイロイロ楽ですから。
それに、今の世の中特に、自分というものを求められますしね。
苦しさや恨みなどがあるなら、それはどんどん言っていいと思う。
だって、子供のころからスタートできてれば、今こんなに悩まなくてすんでたかもしれないんだし。
その後は、自分の為に前進あるのみ。
遅くても早くても、気付いた時がスタート。
スタートさえすれば、少しずつでも自分を見つけていける。
自分が何を求めてるかも、だんだんと湧き上がってくる。
大丈夫、これから歩いていこう。