色々な小説読んできたけど
そのどれもが自分の宝物
小さい頃から劣悪な環境にあった自分にとって物語の世界こそもっとも安心できる場所だった
泣いて笑って
現実の思い出なんてほんと殴られるか怒鳴られるかイジメられるかぐらいしかなくて一つも思い出したくない事ばかり
でもふと自分が昔読んだ小説を見た時は、そこで過ごした宝石のような時間が蘇る。
仲間がいて家族がいて、自分はいつも自分じゃない誰かで
楽しかったり悲しかったりするけれど、それはどれも綺麗なもの。透き通った感情だけがそこにある。
小さい頃からいつも小説の世界にいけたらいいのになって思ってきた。
その思いは今も変わらない。
現実はあいもかわらず糞の一言で、なんでこんな所で生きてんだろうなぁとかなんで生まれてきちゃったんだろうなぁって思わせてくるような事ばかりだけれど、何故か現実が糞であれば糞であるほど物語の世界がキラキラしてくるんです。
自分の中にある沢山のそういったキラキラした感情だけがあるような場所に行きたい。
もう怒鳴られるのも理不尽に殴られるのも嫌だよ。
どす黒い感情しか生み出さない。そんな現実が本当に自分は嫌いで嫌いで仕方がないんです。