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写真。父が死んだとき、火葬してしまうとこの姿が永遠に見れなくなってしまう、そう思うと無性に写真に残したくなった。ただそれをしてしまうと人の道を逸れる気がして

カテゴリ
父が死んだとき
次の日が通夜で2日後が葬儀火葬だった

父が死んだ日
父は家に帰ってきて
小学生ぶりに姉と父と一緒に3人で寝た
お通夜が終わった日は葬儀場で
兄も含めて兄弟3人と父と一緒に寝た

目を覚ませばまだ父はそこにいて
棺には入ってるけど
肉体が存在している
会いたいと思えばすぐそこにいて
動かないけどたしかにそこにいた

火葬前日の夜
あぁ火葬してしまうと
この姿が永遠に見れなくなってしまう

そう思うと無性に写真に残したくなった

ただそれをしてしまうと人の道を逸れる気がして
何度も何度も夜中に起きては
父の棺の扉を開けて顔をみて
携帯を構えそうになってはやめてを繰り返して
顔から下のあごから手にかけて撮るのは
許されるのじゃないかと
いやそれでもやはり遺体の写真を撮るのは狂ってる
何度も頭の中で自問自答を繰り返しながら
結局撮らなかった。

3週間たった今でも
撮っておけばよかったなと思う気持ちと
それだけはしちゃいけないっていう気持ちがループしてる

どうしたらよかったんだろうか
いまだに答えは見つからない
123580通目の宛名のないメール
小瓶主の返事あり

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お返事が届いています

ななしさん

私ね、棺桶の中で眠っている父が明日になったら火葬されることがどうしても受け入れられなくて、スマホで実際に撮ったんですよ。
だってあまりにも生きているみたいに眠っているから。今にも目を開けて欠伸をしそうで。
1人になった隙に1枚だけ撮ったんです。
でもあとでその写真を見返したら、なんというか、やはり顔色は生きているそれとは別物で、姿は父なのに明らかにこの世のものではないものが写っていたんです。
結局消しました。
撮っておけば良かったという気持ちも、撮らなければ良かったという気持ちもどちらも正しくもあり、また間違っている。正解などありません。
ただ私の心の奥には父の生前の姿、眠っている姿、あちらへ旅立ってしまった名残の遺骨のかけら。それらがいつまでも残り続けています。

答えなど見つかりません。
見つかるはずなど無いのです。
でもその葛藤も時間とともに薄れていくことでしょう。
今後は葛藤している時はお父様の笑顔を思い浮かべてください。それこそが本当のお父様の最後の姿です。

ななしさん

あなたが考えて撮らなかったのなら、それが正解。

ななしさん

わたしは取らないほうがいいと思います
その写真を見るたびにあなたのお父様がなくなってしまったことが実感してしまうのではないでしょうか?
むかしのしゃしんもありますし大丈夫です
お父様はあなたのそばにずっといると思います

ななしさん

あなたのしたことは正しいと思います。
こん。
撮らなくても よかったとおもいます
あなたや そのご家族の記憶には ご遺体の写真よりも
もっと生き生きとしたお父様が いますでしょう
名前のない小瓶
(小瓶主)
使い方が分からずまとめての返信で申し訳ありません。
そして見ず知らずの顔もわからない私に温かい言葉の数々ありがとうございます。
正直、家族や友達に打ち明けられない想いを抱えていたのでここでみなさんからの意見がいただけることが本当に心の支えとなっております。
名前のない小瓶
写真家の荒木経惟の写真集に、奥様の死顔を写した作品があります。きっと小瓶主さんと同じ気持ちで撮ったのではないかと思いました。
キングテレサ
小瓶主様の揺れ動く気持ちはとても分かりますよ、何が正しいのかは誰にも分からないと思います、ただ小瓶主様は最終的には「結局撮らなかった」のですから、それで良かったのだと私は思います、どうかいつまでも大切な思い出を心の中にしまっておいて下さいね。
クロ
私は宗教感など疎いので写真を撮ることで人の道から外れるとは思いませんが、写真として残さなくて良かったのではないかと思います。

私の場合は兄の死でした。
13年ほど経っても記憶にはハッキリと残っています。

もしその当時の顔が写真で残っていると過去にずっと引っ張られるほど力があるなと感じるほどです。

過去の故人との思い出が、今の自分に活きてくることで故人が自身の一部として生きていく。

新たな姿が見れなくとも、自分と生きている。

故人が今とこれからの自分を作る一部になっていると実感することで忘れることはありません。

家族間での想いは様々ありますから、なんとも言えませんが、最期は一緒にいて写真も撮りたいと思われたほどのお父様です。

きっと素敵なお父様だったのだと思います。
名前のない小瓶
あなたはとても父思いの人なのでしょうね。
優しい人だというのが伝わる文章です。

私の父は生きているけど、ここ20年以上の写真が無くて気になっていたのでこのメールが気になりました。

個人的に写真を撮ることは良いと思っています。
ただ、あなたが生きる限り、心の中にもいれば十分だと思います。

ななしさん

お父さんが亡くなられてお辛いですよね

ご冥福をお祈りいたします
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