伝統芸能関係の部活に入っています。
理由は単純です。部活紹介誌を適当に放り投げて、開いたページで一番に目に付いたからです。また、集団行動が苦手な私にとっていい克服の機会になのではないかと期待したからでもあります。
始めて7か月ほどが経過しようとしています。この間に同期5人中3人が辞めました。
つまり、今、同期は私を含めて3人です。そして、この内のひとりには、辞めたいと相談をされました。
私も辞めたいです。理由は主に3つです。ひとつ、先輩たちを尊敬できない。ふたつ、辞めたいと言っていない方の同期が苦手。みっつ、マルチタスクをこなせない。
ひとつめの理由について。先輩たちは一般的に考えて良い人たちだと思います。食事に行けばご馳走してくださりますし、指導についても文句はありません。優しくしていただいていると思います。しかしながら、遅刻癖や練習の欠席が酷いです。5分遅れは当たり前、軽く考えて15分、酷いときには1時間遅れます。練習の欠席についても、理由が理由ならば致し方ないことでしょう。しかし、記念日だから、用事が入っていたので、宅飲みをして二日酔い、よくわからんが来ない等々。私情を挟まぬように、練習に一生懸命励むように、自主練習を積極的にするように、先輩たちの真似をするように、と先輩たちに指導されている私は残念ながら納得がいきませんでした。その行動は先輩たちの心理と矛盾しているように思えるからです。これで、先輩たちがこの部活に一生懸命でないのなら、私は納得していたように思います。
この思考は私が無遅刻無欠席の暇人だからかもしれません。それに、私のこの行動は矛盾していますね。なぜなら、恐らく、部活の中で最もやる気のない人間は私です。このやる気のありそうな行動には私なりの論理があるように、先輩たちのそれにも論理があるのでしょう。それに文句をつけるのは間違っているのかもしれません。
しかし、遅刻してきた先輩に、あなたのそれはなっていないと指導を受けるとき、少しだけ反発心を持ってしまう自分が嫌いで仕方ありません。せっかく時間を割いて指導をしてくださっているのにそれはあまりにも失礼な態度だと思うからです。今は態度に出していないですが(素直に指導を受けていると評価されているため)、今後それが表に出ない保障はありません。
また、未成年飲酒を強く勧められるところも不満です。「未成年なので」と断りをいれても、「フツーフツー、親御さんにさえばれなきゃ法律違反じゃありません。飲みにケーションは大事だ」だそうです。理論が破綻していると思うのは私だけなのでしょうか。頑張って言い訳をして飲み会には不参加を貫いていますが、いずれ通用しなくなるでしょう。私の自由意志を制限する権利を先輩たちは持っていないはずです。別に先輩たちが未成年飲酒をしてきたからといってそれに対して強い拒否反応を起こしたりはしていません。法律違反ではありますが、それを否定する資格を私は有しないからです。先輩たちはその選択をした。しかし、私は自分の中の良心と尊厳、倫理観に従ってその選択をしないという選択をしているのです。わかってほしいと思うのはわがままなのでしょうか。その歳になって両親が怖いのかとあざ笑われ、吐くまで飲み、朝帰りに暮れる生活を謳歌するのが学生の醍醐味だと説教されることは私に有益なのでしょうか。残念ながら、私にはそう思えませんでした。
ふたつめの理由について。辞めたいと言っていない方の同期が苦手です。未成年飲酒するし、それを拒否した私に部活外のところで人間関係に亀裂を作らないでほしい。お前も飲めと勧めてくることがその理由のひとつです。また、スケジュール管理を自分でやってくれません。よくわからないそうです。私がその同期のスケジュールを把握していることになっています。他にも様々なエピソードがありますが、書いていて気分が悪くなるので省略します。
みっつめの理由について。私がマルチタスクをできない人間だということが判明したからです。今、私は、勉強、部活と並行して仕事をしています。この仕事は好きです。自分の得意分野だからです。しかし、これらを並行して行っていると時間が足りないのです。夏休み期間中、一か月で取れた休みは2日か4日か、それくらいです。残り時間は朝から晩まで部活です。その合間、つまり昼休憩と深夜に仕事を行っています。食事をとる時間も、休む時間も惜しいです。この文章を書く時間も本当は惜しいはずですが、思考の整理をしなければさすがに私自身どうにかなりそうであったので、書いています。最後の理由を書いて気付いたのですが、私は暇人ではありませんね。割と頑張って時間を捻出している方かもしれません。しかしながら、私は自分の決定(ここで言う、部活に入るという決定と仕事を請け負うという決定でしょうか)に誠意と責任を持ち、周囲の人間に敬意を持って接するべきであると考えているため、その定義から言えば私はそれをして当然の立場です。このみっつめの理由について、私の無責任を咎められても致し方ないように思われます。
これまで、衝動的に行動してきて後悔したことはありませんでした。しかし、生まれて初めて後悔をしています。なぜ部活に入ってしまったのだろうかと。この感情を持つことは、とても失礼に値するのではないかと罪悪感を覚えます。私は先輩たちに十分よくしていただいているし、同期も私を嫌っているわけではありません。
また、同期の中で最も下手くそだとされていた自分が成長し、先輩たちに褒められることが増えてきたこの現状がとても皮肉だと思います。元々興味の欠片もありませんでしたが、部活で行われている伝統芸能が嫌いなわけではありません。好きでもありません。それでも、自主練をしたかいがあったということなのでしょうか。
ここまで長文をお読みいただきありがとうございました。このような感情を持つのは初めてで混乱と不安の最中にいます。どうすればいいのか全くわからず暗中模索です。どうか皆様のお知恵を貸していただければ幸いです。
ななしさん
全部読ませていただきました。
最初の感想は、ここまで長文で書くほど部活に対して鬱屈した感情を持っているのに、何故辞めないのかということです。
最後のほうに、ご自分が部活に対して抱く感情が良くないものではないかと書いてありましたが、それが抑止力になっているのだとしても、失礼ながら、ただの部活、あなたがくじ引きのように適当に選んで入った部活です。
義務でも強制でもない部活に所属することが、あなたにとっての苦痛や理不尽をこえて意義のある事になるなら、そのまま自分が先輩として部活改革ができるまで、辞めずに活動を続ける道があります。
自分の心の大部分を占める見えない声に従って、きっぱりと辞める道もあります。
どういった選択をするかは、すでに成年も近いあなた自身が判断して決めることです。
迷うことも大切ですが、周囲に惑わされたり、忖度をして判断したとしても、最終的には自分で決めたことは自分で背負うことになります。
あなたの中では、多分もう答えは出ていると思います。