嫌いだった。
私が嫌いな部類の人間だった。
すぐ泣く。不幸自慢をする。
嫌いだった。
だから距離を取りたかった。取ればよかった。
でも、才能に溢れていた。
その人の書く小説が。絵が。動画が。音楽が。賞賛が。
それらは全て、私が切望している物で。
私は全てをこなせる程器用ではなくて。それらを趣味と捨てて、別の物に注いだ。
それに後悔はない。だからこそ、後悔してないからこそ、妬ましい。
私はそれら全てを諦めたのに、何故貴様は全て持っているのか。
何故、何故あの人は、貴様を。
私を見てくれ。
そちらばかりでなく。
いや当然だ。持っている物が違いすぎるのだから。
意味が分からないだろう。何故1人で小説も絵も動画もUTAUも作れるんだよ?意味が分からない。
無いものを強請っても仕方がない。
距離を取りたい。
でも、それがあの人にバレたら?
あの人は貴様を慕っている。
だから取れない。バレるのが恐ろしい。
あの人に嫌われることこそ、何よりも恐ろしい。
あぁ嫉妬で頭がおかしくなりそうだ。
元よりおかしいのは私だが。
だってあの人は私のことを知ってはいるが、親しくはない。貴様に関しては私のことなど知らないのだろう?
これは一方的な、異常な程の敬愛と嫉妬なのだ。
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ななしさん
それほど強い感情を抱けるというのも、感受性の表れとして、ある意味で才能だと思います。メリハリのある人生になるかと。
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