些細なことのはずなのに、感情がわーって押し寄せてきて。
ごめんなさい書かせて。
私は4月から高校生になった。
人見知りだし順応性はまだ低いからなかなか馴染めないけど、でもがんばった。
話してみたい人にはなるべく話しかけた。自然な笑顔で話すようにした。まわりの人を大切にしようと思った。
私のまんまをさらけ出せる中学の友達3人に会いたくてしかたなかったけど、でもみんな新生活をがんばっているのを知っていたから。
だから私も、彼女たちに胸を晴れるような自分でいたくて。
がんばった。
それで20日の土曜日、みんなとお花見行くことになって。(新潟はただいま満開です)
楽しみで楽しみで。
それに向かって一週間過ごした。
でもひとりの子――Aとする――が、部活の日程と被ってしまったのが、前日の今日わかった。
色々考えたけど、ほかのスケジュールとかやっぱり難しくて。
頭を抱えてたところ、ツイッターでの呟きを見た。Aではなくて、違う友達。
「結局明日 映画見れることになった♪ 映画のために今週過ごしてきたと言っても過言じゃない」
その子はその映画、というかそのシリーズの話がすごく大好きだから、嬉しいのは分かる。
でも、明日花見行けなくなって私はめちゃくちゃ悲しかった。誰が悪いっていうのはないけれど。
あなたたちに会うためにまた一週間がんばったのに。
言葉のあやでしかないと思うけど、花見潰れてそんな嬉しそうなとこ見たくなかった。
3人は私ほど花見を楽しみにしてなかったのかなって、こわかった。
高校、一緒に過ごしてくれる人はできた。
クラスメートにあいさつすれば返してくれる。
でも笑っちゃうくらい毎日、3人に会いたい。
会いたくてしかたない。
3人のうちの1人の子が、「高校、趣味は合わなくても良い人が多い」
って言ってて。
私はそんなこと思えないよ。あなたたちを“良い人”って思うみたいには、まだ誰も思えないよ。
ただの執着、いや依存かな。
依存しないために4月からがんばったつもりだったのに。
やっぱりダメだったのかな。
自分だけがまだ、中学の卒業式の日のまま止まってるみたい。
私だけ進めていないみたい。
こわい。
彼女たちに支えられた分、高校ではもっと成長したくて。
辛くて振り返っても、また前を向ける強さを身につけたくて。
そしていつか、今度は私が彼女たちを、誰かを、照らせるような人になりたくて。
でも結局、ひとりの私なんてなにもできない。
高校の人たち大切にしようと思ったのに。
まだ誰も3人みたいに“良い人”だとは思えない、なんて簡単に言っちゃってる。
いまも花見のこととかでめちゃくちゃに落ち込んでるし。
彼女たちを大切に思うから落ち込んでるんだって言い聞かせても、ただの依存でしょうって返ってくる。
ああもう私はなにが言いたい
…新しいメールよりも先に、前回の小瓶の返事書きたかった。
「いろいろあるけど元気にがんばってます」って、書きたかった。
ごめんなさい。
読んでくれてありがとう。
星屑時計