僕たちは一人一人 誰もが心の中に
部屋みたいな世界を持っていると思ってて
綺麗に整理整頓されてるかもしれないし
ごちゃごちゃってなってるかもしれないし
カーテンで塞がれてるかもしれないし
ずっと窓やドアを開けてるかもしれない
やっぱり 人によって部屋の在り方って違っていて
もちろん それに正解なんてないからいいんだけど
人の表面的な部分を知るだけなら
部屋から 窓をのぞいたり
窓を開けて話したりすればよくて
でも 相手を深く知りたいと思ったら
相手の部屋に入らないといけないし
そもそも 入れてくれない可能性もあるし
人の部屋に入るとなるとちょっとした緊張感もあるし
触れて良い物なのか まだ早い物なのかって事もある
僕は 人の部屋に入る事ってすごく大切な事だと思っていて
外から見えてた物が より近くで見えるようになったり
見えてなかった その人の本質に気づけたり
何を大切にしていて 何を雑に扱っているのか
その人の外からは分からない 内なる良さに気づけるようになると思う
例えば
外から見たら ただのボールかも知れないけど
近くで見たら 野球ボールだったりサッカーボールだったり知れて
部屋の中って プライベートな空間だからこそ
心の部屋に野球ボールがあるのは
昔 プロを目指していたとか
大好きだったじいじとよくやってたとか
その人が何でそれを大切にしているかって
その人を知る上で大切なコアを知ることができる
でも その行為って 時には
大切にしてるけど 思い出したくない事だったり
まだ整理がついてなくて 話せなかったり
信頼して話すけど つらかったり
無闇に散らかしてしまったり
傷つけてしまう行為でもあって
難しい部分でもある
だから 痛み分け って言い方は綺麗じゃないけど
人の大切に触れた分 自分の大切に触れさせて
そういうのを繰り返して お互いを知って
信頼関係って築かれていくんだと思ってる
その逆も もちろんあって
自分を知って欲しいと思ったら
部屋に入れてあげないといけない
もしかしたら 引き出しの奥に隠してる
一番触れられたくない部分を
見つけられるかもしれないし
入ってきてくれたものの
自分には興味なくて
聞いてくれないし 話してくれないかも知れない
やっぱりそれはそれで傷つくし
話せなかったことで 拒絶されたと傷つけるかも知れない
傷つくのも 傷つけるのも 怖いしつらいし嫌でも
知る知って貰うってそういうことなんだと思う
受け入れる 受け入れて貰うってそういう事なんだと思う
傷のない信頼関係って
無いとは言わないけど 少ないと思う
話がまとまらなくなってきた
着地点を見失った
傷つけても受け入れられて
傷ついても受け入れられる
そんな大切な人が出来たらいいな