私は現在、中1です。
私は小学生のころ、今よりずっとおとなしくて自分の意見もいえないような人でした。
二年生のころ、友達とうまくいかないときもありました。
そんな私を変えてくれた人がいました。
四年生のころ、クラスがえがあり、先生も新しいA先生になりました。
A先生は女の先生なのに、強くて面白くてとにかく、頼れる先生でした。そのA先生は友達同士でもめごとがあると「やられたらやり返せ!!」という先生でした。
そんなA先生のおかげで私たちのクラスはまとまりがありました。皆が優しく楽しく過ごせる…そんなクラスでした。
でも、五年生になるとクラスがえがあります。こんなにいいクラスがバラバラになってしまうのです。とても、かなしかった。
そのまま時間は過ぎ、私たちは六年生になりました。
ある日のことです。
学校につき、朝の会がはじまりました。
すると、今の担任の先生が「今日はテレビ朝会があります…。」と複雑な表情でいいました。
私たちはなんだろう?と思いながら、放送に耳を傾けました…。
一度では理解出来ませんでした。
「…え?」
四年生のころ私と同じクラスだったひとたちが声をそろえました。
その放送ではこういっていたのです。
「昨日、A先生がお亡くなりになりました…。」
……………そんなはずない。
だって、A先生は高齢なわけでもないし、病気ともいっていなかった。
でも、現実でした。
すぐには理解出来ませんでした。
でも、涙が溢れてきました。
胸が苦しくなりました。
数日後、お葬式がありました。
涙を流しながらお別れをしました。
私は、信じられませんでした。でも信じなきゃいけないんだと思いました。現実を受け止めて、これから生きていくんだと思いました。とても、つらかったです。
今も思い出すと涙がでます。
この事を境に私は積極性をもちました。嫌なことは嫌!!ダメなことはダメ!!といえるようになりました。
とても楽になりました。
この体験が私の小学校生活の中で最も心に残ったことです。どんな綺麗事よりも、本当に心に染みました。
今でも時々、A先生の言葉を思い出します。
とても、悲しくなる。
でも、その言葉を胸に
私はこれからも、生きていきます。