碧海視点
萌希と茜は隠してるつもりなんだろうけど、俺はもう知ってる。
萌希は、俺らと関わるべきじゃなかった。俺は、存在しているだけで不快感を与えてしまう、最低な人間だから。
茜も、表情硬いし、多分いろいろあったんだろうな…。
でも、死ぬ前に仲違いしたくないし、この感情たちは隠しておこう。
放課後、俺は財布やらスマホやら色々詰め込んだカバンを持って、集合場所に向かう。
萌「碧海!遅いよ〜!」
茜「萌希テンション高すぎなんだよ!碧海助けて〜!」
今の二人は取り繕った笑顔じゃない。心から笑っていることがわかる、明るい雰囲気を漂わせた笑顔。
碧「ごめんな〜?まあ、焦らずにさ、これからたくさん楽しもうぜw」
ここはカラオケ。萌希は歌うことが大好きで、茜はまだ一回も行ったことが無いというので、思い出づくりってことで俺から提案した。
萌「いっぱい歌うぞ〜!」
萌希は歌が好きなだけあって、めちゃくちゃ美味かった。「今日の一曲」にセレクトしていたたくさんの曲たちを、きれいなハイトーンを連発して歌う。
萌「自分さ、女って分かっちゃう、この声嫌いだったんだ。でも、歌を歌うと、この気持ちがどっかいって、自分にしか歌えない歌があるって思って、スッキリするの!」
そう言って、「ロストワンの号哭」というめちゃめちゃ高いボカロ曲を涼しい顔で歌った。
茜は初めてのカラオケに戸惑っていたけど、控えめながら楽しんでいた。歌も曲数的には少なかったし、遠慮がちだったけど、とてもいい声の歌は心を穏やかにさせた。
茜「僕、維斗に八つ当たりしちゃったんだ。最低なことをしておいて、何をのうのうとって話だよね。だから、終わりにする決意がついた。謝罪の意を込めて歌いたいって思う。」
そう言って「回る空うさぎ」を持ち前のきれいな声をオク下で響かせた。
俺は、感情を出したら負けだと思っていた。彼奴等の標的になって、からかわれて、また裏切られるだけどと思ってた。
でも、二人の歌う様を見ていて気付いた。感情を出すのは、正しいことで、何も悪いことなんかじゃないって。
マイクを手に、息を吸い込む。俺は低めの声で、原キーは出ないから、オク下で歌う。怒り、憎しみ、悲しみを込めて「バグ」を歌った。
感情を出すことは、怖くないって、気づけた。この感情はなんと呼ぶのか。温かい思いが胸の中に広がった。
澄んだ空がちょっと眩しい。いつもの帰り道だった。
茜「僕たち、もうそろそろだね。」
萌「そっか、明日なのか。」
なんてこともないように、世間話でもするように話す二人を見ていると、何だか頬が緩む。
碧「くれぐれも、やり残したことないようにな。」
と、冗談交じりに言う。
茜「はあ!?こんな世界でやりたいことなんてないっつーの!」
萌「そうだよ。碧海く〜ん、怖くなっちゃったでちゅか〜?」
碧「なわけねえだろ。冗談だよ、冗談。」
さあ、終わりにしようか。史上最悪の僕らの物語を。
?『あーあ。碧海くん、いい線行ってたんだけどな〜。ま、なんとかするしかないかな。神様からの司令だし、
スノー・グリーン、頑張るか〜!』
残り1日。
206545通目の宛名のないメール
お返事が届いています
彩紗さんへ
お話してくださりありがとうございます。
自分が辛いのに、こうやって僕にお返事してくださったことが、僕はとても嬉しいです。
戻ってきたいというお気持ちは伝わりました。
戻るタイミングは無理しない範囲でいいですからね。
僕や僕のお友達は、彩紗さんのこと大好きですよ。
絶対絶対ぜ〜ったい忘れません。
親愛なる彩紗さんに、どうか幸あれ。
ななしでごめんね😢
彩紗だよ‼️
みんなで話してる小瓶でのお返事ありがとう
めっちゃ嬉しかった✨
なっぱに、聞いてもらいたい話があってね…
私、ちょっとの間、宛メお休みしようと思ってるんだ
戻ってくるつもり、っていうか、戻って来たいと思ってる
私は、みんなと離れるの、すごく辛いんだけど
言ってる事とやってる事が矛盾しててごめん
なっぱの小説は、何があっても読むよ‼️
私が読みたいから笑
なんとか、乗り越えようとしてみる
戻ったらまた仲間に入れてね
みんなと話して笑いたい
なっぱのこと大好きだよ
私のこと、忘れないでいてくれたら嬉しいな
アユムさんへ
お返事ありがとうございます!
え、誤字ありました!?
本当に申し訳ありません…。
できればどこの文章かお教えくださると幸いです!
真乃さんへ
お返事ありがとうございます!
IFさんたちのお言葉、しっかり受け取りました!
これからも頑張りますので、最後までよろしくお願いします!
まろ兄へ
お返事ありがとうございます!
明三人が死んでほしくないという感情と、結末を作らなきゃいけないという感情の板挟みになっているなっぱです(笑)
最終話までよろしくお願いします!
彩紗さんへ
お返事ありがとうございます!
え、展開読まれてます!?
彩紗さんすごぅい…。
なんか、仲いい友達と馬鹿やってるときのシーンほうが、リアルな心境を描写しやすいんですよね。
確かに、僕も自分の感情を出すのはちょっと苦手なんですよね。
というのも、小2ぐらいの時に、友人の喧嘩に首を突っ込んで僕がいじめ的なものに合っていて。
でも、彩紗さんも碧海も乗り越えようとしているから、僕も頑張ろうと思えました。
最後までよろしくお願いします!
音へ
お返事ありがとう!
僕、最近カラオケにハマってて、うまくお話に入れ込めないか考えた結果がこれだったんだ!
どうかな?違和感無いかな?
え、リアルだと一人称俺だよ!
でもあんま中身は変わってないかな…。
ふふ、最後の「スノー・グリーン」のことも含めて、最終話まで見ていってくれると嬉しいな!
誤字が気になる……
『これからどうなる⁉︎』
【めっちゃ楽しみだ】
《創作活動頑張って〜!》
とのことです。
2024/06/09
全話一気読みした!
いよいよ明日が決行日だね…
?が誰なのかも気になるし、スノー・グリーンが何なのかも気になる…
次の話が楽しみ!
なんか、私の期待通りの展開かもしれない…
ような?
後半の文章、既視感あるな、と思ったらプロローグだね!
ここに繋がってたのか🤗
カラオケで、3人の胸中がこんなに描写できるものなんだね
なっぱ、すごいよv(=∩_∩=)
ちょっと物語とは離れたこと書いちゃうけど、私、碧海の
「感情を出すのは、正しいことで、何も悪いことなんかじゃない」
「感情を出すことは、怖くないって、気付けた」
って
励まされたし、教えられた
私はさ、感情を出すこと、実は苦手なんだ
自分が我慢して済むならいいやっていう、こと無かれ主義者
だけど、これからは自分の感情、出すようにしていきたいなって思ったよ😃
なっぱ&碧海、ありがとう、本当に
史上最高の3人の物語、どうなるのかな💞
カラオケか、、、
てか、お兄ちゃんの一人称俺になったらすごそう、、、。
最後の人物は誰だ、、、?
なっぱさんの他の小瓶
お返事100通記念小説「僕らの心」
なっぱとみんなの雑談部屋!
以下はまだお返事がない小瓶です。お返事をしてあげると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。
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死にたい 。なんか 全部が嫌だ 。辛い 死にたい ...
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