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私の恋愛に至るメカニズムを深掘りした。私はなぜか「男性は私をを魅力的に思うもの」と簡単に思い込んでいた。それにはそう思わざるを得ない理由がある。

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私の恋愛に至るメカニズムを深掘りした。

私はなぜか「男性は私をを魅力的に思うもの」と簡単に思い込んでいた。無意識にそれにすがって行きていたフシもあった。調べると、クレランボー症候群とか言うらしい。

それにはそう思わざるを得ない理由がある。
私の容姿は中の下レベルなのだが、私は猛毒家庭育ちで搾取され蔑まされ差別され嘲笑われ、生きてきたのだが、不思議と私の容姿については、あの家庭から逃亡するまでついに何も言われなかった。あの家庭で過保護に寵愛を受けて生きている妹でさえ容姿については二言三言けなされていたのに。

とにかく愛情に飢えている小さいこどものような部分を持っている私は、対人関係でとにかく自信がなかったが、唯一貶されなかったそれに、無意識に自動的に縋っていたのだと思う。

ここからは自分でも大変馬鹿馬鹿しい、全くの独り相撲なのだが、
目の前の男は私を魅力的に思うものだと勝手に脳内で処理されたら、自分をしあわせにしてくれる相手にやっと巡り会えた、運命だ、彼の気持ち、期待に応えないといけない、と、すぐさま脳内で処理され、あざとい行動や妄想、猛烈な片思いに急激に発展する。それはまるで麻薬のようだ。自分に向けられる人としての当たり前の態度を、私だけへの特別な愛情だと勘違いした。自分が結婚してからも、他人の男性からの人として当たり前の態度を、私への好意だと、勘違いして、期待に応えようとした。その高揚感が味わいたくてくせになるのだ。

私の場合、恋愛に走る前に、一人で自己実現のために勉強したり、いろいろな体験を重ねて一人の人間として成長する必要があったと思うのだが、
その前に私は既に、精神疾患に罹っていて、それでも激しい生存競争の中を生きなければならなかった。恋愛に走るほうが、一人で経験値をコツコツ積み上げるより、時短で楽で手っ取り早く、自分を認められる気がしていたのだろう。いつも好きな人がいた。前述の通り既婚未婚見境なく好きになった。ちょろい女だった。本命相手には軽んじられたり、既婚者に遊ばれたり二番手だったり。それでも私はいつも真剣だった。

外見そして男に対して自分に自信があったくせに、相手に依存的で執着し、重くてメンヘラな私であった。嫉妬深く疑い深い。それなのにそれを正直に表現できず平気なふりをするのもしんどかった。幸せな恋愛なんてしたことがなかった。

つくづく私は恋愛に向いていないとほとほと呆れる。
痛々しい女だった。
名前のない小瓶
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ななしさん

恋愛に向いてる人なんていないよ。
大丈夫。
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