称賛されれば否定し、否定されれば受け入れる。
私がついやってしまう癖の1つだ。
頭が良いと言われれば、頭が良ければ偏差値50を割ったりしないと返し、
整った顔だと言われれば、整った顔なら異性の友達が一人ぐらいはいると返し、
すごい人だと言われれば、すごい人はこんなに惨めじゃないと返す。
逆に、
お前はバカだと言われれば、だからバカが多いところにいると返し、
メンヘラだと言われれば、でなきゃ依存も自傷もしないと返し、
無能、役立たずだと言われれば、そうですねと返す。
自己評価は他者評価よりも大きく低いほうがいいと思っている。
なぜなら、自己評価が低い分には失敗することも少ないからだ。
無謀な挑戦もせず、堅実にいける。
奢らず、自信過剰にも陥らず、そして自分が無能と思えば他者を批判なんてしたくなくなる。
そう考えている。
以下、先日の面接練習で思ったこと。
成功しなかった努力は無意味とまでは言わないが、はっきり言おう、成功していない時点で無価値だと。
役に立たない経験は全て無価値だと。
私は今まで、努力不足由来の失敗をしてきた。
自分が楽な方楽しい方に逃げるからだ。
困難に立ち向かわず、壁があったら引き返す。
私の人生は今まで娯楽に費やしてきた。
コントローラーの動かし方という現実には何の役にも立たない技術と、仮想空間でのみ通用する常識としか得られていない。
その仮想空間ですら、努力をしない。
PvPで負けるようになったら練習しないで引退する。
失敗と敗北の記憶が濃いから、こんなに自己否定の言葉が出てくるのだろうか。
それとも、世辞や嫌味に乗せられたくないだけなのか。
成功体験が少なすぎるのかもしれない。
何もかもうまくいかないことが普通だと心の奥底で理解しているのかもしれない。
もしくは、無能で役立たずでやる気がなくて自尊心だけ立派な私に、成功なんてないと決めつけているのかもしれない。