自分の愚かな行いにより懲戒解雇。
大好きな仲間に囲まれ充実した毎日に突然の終止符、自分の手で閉ざしてしまった。
仕事も会社も同僚も、大好きだった。生きがいだった。
自分の存在価値を感じられる、唯一の居場所だった。
だけど、汚れた心、浅はかな考え、魔が差したと言えば無責任な言い方だが、判断を間違えた。
慕ってくれた部下や後輩、育ててくれた上司を裏切る最低な行為。
他にも手はあったのに、解決できたのに、自分で自分の居場所を潰し、大切な人たちを傷つけた。
決して許された関係では無いが愛する人がいる。
その人もまた裏切る事になり、失望させた。
罪悪感、喪失感、無力感、抜け出せない。
目を逸らし蓋をし逃げてきた摂食障害、習慣になって辞め方が分からなくなった。自分の生理機能すらコントロールが出来ない、周りが当たり前に出来ている「食べる」行為が出来なくなった、いつ壊れたのかも分からない。壊れたまま修理ができない。
懲戒解雇になったあの日から、1年近くが経った今でも会社が忘れられない。
食べて吐いての毎日、通院入院、何も変わらない。
働かなくちゃいけないと分かっているものの、怖い。
あの会社にいる事が全てになりすぎて、無くなった今、私は何をしたいのか、どう生きたいのか全く分からない。時間はどんどん経過するのに見つからない。笑うことが減った、全てが無欲。
恋人と過ごす毎日が幸せだった。
会社に行って、助け合いながら過ごす毎日が幸せだった。
今さらこんなこと言えた立場では無い。
何を目的に働くのか、生きるのか見つからない。
働けるだけ有難い、拾ってくれるとこがあるだけ有難い、その思いの反面、生きる気力生きる目的を見いだせない今、もう終わってしまいたいと考える。
自死の方法を調べてもいざ行動に移せない。親の顔が浮かぶ。身勝手で迷惑をかける事も分かってるから、留まってしまう。
中途半端に自分の体を痛めつけても、尚更生きてる事を実感させられるだけ。
自分の力で進まなきゃいけないのに、立ち止まったり振り返ったりしては塞ぎ込み、自分を責める事で消化する毎日。
楽になりたい、幸せになりたい、愛したい、愛されたい、消えたい、終わりたい、抜け出したい、終わらせたい。