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筋を通してくれたことの劇的カタルシス効果。みんな辛い採用面接に敢えて協力したい社員さんの言い分

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人事案件に数多くかかわってきた。
人事と言えば、採用面接。
応募する方も辛いが、選考する方もそれなりに辛い。
人事関連業務で嫌われる仕事のトップかも。

その面接に、わざわざ参加したいと言ってきた社員さんがいる。
立場としては、内資で言えば「課長補佐」くらいですかね。
面接参加は必須ではないポジションの方です。

なんで?ときくと、
「採用責任を上司一人に負わせるのが気の毒だからです」
「…………」
面談で上司の愚痴をこぼす社員は珍しくない。
上司の責任を分かち合うために、皆が嫌がる面接に参加させてくれと言ってくる部下は、控えめに言ってスーパーレア。
再び、「なんで?」と聞かざるを得ませんでした。

課長補佐、答えて曰く、
「今の上司は、私の長い会社員人生で初めて、社交辞令ぬきでお世話になっていると言える方だからですよ」
「…………」

再び、「なんで?」
「物事の筋を通して下さったからです。実は…」
課長補佐、ここでようやく、コトの経緯を説明してくれました。

~コトの経緯~
① A課長、有休を利用してアフリカ某国に2週間の撮影旅行に行った。
② A課長不在中、日本では不穏な空気が。
・プロジェクトマネージャーのC氏
・Aさん上司のB部長
・課長補佐
の間で深刻なトラブル発生。
課長補佐が、C氏担当のプロジェクトに関し、守秘義務違反の懸念を指摘。
C氏がこれに反発→B部長に直訴→B部長、課長補佐を頭ごなしに叱責。
③ A課長帰国。B部長、A課長を「部下の指導不足!(怒)」と叱りつけ、C氏への謝罪と課長補佐の徹底指導を指示。
④ 課長補佐、A課長から面談の呼び出し。どれだけ叱責されることかとビクビクしながら面談に臨む。
⑤ A課長、面談の場でいきなり深々と頭を下げ、「全部私が悪かった」と謝る。
⑥ 予想外の展開にドギマギする課長補佐。「Aさんが謝ることではありませんよ」
A課長「いや、B部長というメンドクサイ相手の取説をあなたにしっかり申し送りしなかった自分の手落ちです」と、さらに謝る。
⑦ 加えて:
「プロマネ対応は、全部片づけてきた。
残りの問題も私が全部対応するので、あなたは即時自由の身。通常業務に戻って下さい。
あのメンドクサイB部長との接触は、対応方法を熟知している私でさえストレス。
免疫のないあなたがぶっつけ本番でアレと接触しなければならなかったことが、どれほどの苦痛だったか察するに余りある。
その間の苦しみに対して慰謝料払いたいくらい。
とにかく、アレとは1秒も長くかかわりたくないだろうと思い、夕べから今朝にかけて全部処理しておいたから。もう何も心配しないで」
⑧ 課長補佐が呆気に取られていると、A課長、更に言う。
「いや、真面目な話、これ絶対慰謝料いるよね。ポケットマネーで払うか…いくら払えばいいかな」
「いやいや、暴走しないでください。慰謝料払えなんて言いませんから」
「そお?じゃなにかお金の代わりになるもの…ああそうだ!あなた、確か、バイオリンのコンクールを控えてるんじゃなかったっけ」
「そうですね。来月予選なんで、気が気じゃないです」
「じゃ、週1回のリモートワーク、週2にしよう!
週2回までは課長判断で許可していいことになってるから。
そうしたら、通勤時間減る分、練習に時間使えるでしょ」
「えっ、いいんですか!?」
「いいよいいよ、そうしよう!で、コンクール終わったらみんなで打ち上げしよう!
私のおごりで!そのときにアフリカで撮ってきた写真と動画の上映会もやろう!」
「いいですね~!」
「会場どこにしようか?」
「あ、私、最近いいお店見つけたんです!恵比寿の~~…」
~以上~

「…てな感じで、何の面談か、最後には分からなくなってたんですけどね」
「はあ…」
「ともあれ、ことの発端は、C氏の重大ミスを私が指摘したことなんです。
本来は、事前に指摘してくれて助かったと感謝されるべきところ、B部長とC氏に理不尽にも叱られてですね。
A課長にまで責められるなら、こんな会社辞めてやる!
というのが正直な気分でした。
でも、A課長が私の対応の正しさを認めてくれて、謝ったら死ぬ病のB部長とC氏に代わって謝ってくれた。
それどころか、拗れまくった案件の尻ぬぐいを私に押し付けず、あっという間に片付けて、私を速やかにルーチンに戻してくれた。
怒りも気持ちの澱も、全てさーっと一瞬で解消しました。
こんな爽快感は、会社員人生で初めてです」
「それで、自分も何か課長の役に立てることをしたいと」
「そうです。先月、入ったばかりの人が一人辞めたじゃないですか。
あのとき、『あなたの採用面接がいい加減なんじゃないの?』と、B部長がA課長に嫌味言ってたんです。
部門の定例ミーティングの場で。
だから、今回から私も採用面接に参加すれば、次に同じことが起こっても、A課長一人が責められなくて済むでしょう」
「ふふ、そうねぇ」

『物事、本来はこうあるべき』
あるべき姿に関する認識は人によって異なる。
このケースで、課長補佐が考える「通すべき筋」とA課長のそれは、幸いにしてドンピシャで一致していた。
A課長はそれを部下から上申される前にびしっと通して見せた。
これが、巨大なカタルシス効果を発揮した。
上司の苦労を自分にも分担させて欲しいと言い出す社員がスーパーレアなら、こうしたカタルシスをもたらす展開は、スーパースペシャルレア。

またいいもん見せてもらった。
たまにこういうことがあるから、この仕事も何とかやっていられるのだ。

ちなみに。
この7か月後、A課長はふたたび撮影旅行で、今度は南米に向かった。
出発に先立ち、今度はちゃんと「B部長の取説講座」を開講。
A課長不在中のやり過ごし方について、課長補佐にしっかりインプットした。
その結果、今度は関係者全員が平穏無事に過ごすことができた。
課長補佐に聞いたところによると、
「ニアミスに近い事態はあったんです。でも、その時に、頭の中で取説講座の一文が雷のように閃めいて、ちゃんと正しい対応ができました」
だそうだ。
そのような実効性の高い対人取説を作れるA課長。
人事部門に引き抜きするべきだろうか…。
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飼い犬を好きになれない。飼い犬が邪魔。昔はそこまで思いませんでしたが、子どもが産まれてからは本当に好きになれず、むしろ早く死んでほしいです。 音楽と希死念慮。音楽って聞いてますでしょうか。只の複数の周波数の重なりでしかないのに、途轍もない力を持っています。感動させたり、高揚感を高めたり、ムードを作ったり、人を壊したり もう、生きることに疲れました……。なんとか生きていこうと思ってあれこれ頑張ってきましたが、それももう限界のようです……。 再度、精神科へ行ってきました。と言っても、漢方聞いたかどうかとかだけではあるのですが。様子身で漢方から軽めの薬になりました。 【ねこ、さん】覚えていますか。約束を果たしましょう。 このまま何もせずダラダラと過ごすくらいなら社会のお荷物にならないようにさっさと消えよう。夢を追いかけていたかった。なんでこう上手く行かないのかが分からない おれはいつ変わる?いつ変われる?どうしたら自分を認めてやれる?認めたじゃん、自分満たそうとしたじゃん。何が間違ってる? 【ねこ、さんヘ】 しにたい 長年勤めたところを退職し何回か転職したけどうまくいかず。長年勤めたところをやめなきゃよかったと後悔し。新しいことにチャレンジしたらとしたもののモチベーションあがらず、駄々下がり あー死にて。 誰かお友達になってください。 好きな人欲しいけど欲しくない 助けて。また朝がきた。眠ったままだったら良かったのに。いなくなりたい。存在すらなかったことにして消えてしまいたい。どうすればいいかわからない インスタのストーリーに元カレが久々顔出ししてて…懐かしくて何度も見たよ。でももう、遠い人になっちゃったんだな。手を繋いだりギュってしたり出来ないんだ

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