新聞を毎朝4紙読む。
サイエンス系のQ&Aコーナーで、知的好奇心にあふれた市井の人々が、色々な質問をしているのを見るのが楽しみ。
今朝は、高校生の質問者が、近所に生えている木のことを質問していた。
季節外れの寒さや暑さで、今が春なのか冬なのか、木が勘違いしないだろうか。
勘違いしたせいで、咲いてはいけない時期に花を咲かせ、枯れてしまうのではないかと心配だ。
そんな質問だった。
何とも微笑ましい心配だが、これに対して、上に「超」が着くレベルの専門家が、詳細丁寧に回答しているのがまたいい。
植物ホルモン、気温、日照時間の相関という科学的根拠に基づいて、木の体の中で何が起こっているかを解説。
とても勉強になった。
この高校生と「超」専門家のお二人。
彼らは、彼らの質疑応答が、今朝の僕をどれだけ幸せにしてくれたか全く知らないだろうし、今後も知ることは多分ないだろう。
真摯な質問、真摯な答え。
向き合う者同士が、お互いに対してきちんとしていること。
こういったことには、素晴らしい浄化作用がある。
可能な限り、僕もきちんとしていたいものだ。