私は今23歳。
20歳になってから早くも3年が過ぎ、人間が年を取ることの速さをつくづく感じる今日このごろ。
つい昨日までまだ子どもだった気がするのに、もう自分は子どもじゃないし、子ども時代もどんどん昔になっていく。
私がぼーっと生きてる間にどんどん新しい世代になる子どもたちが産まれてくるし、私ももう若さにしがみついてられない年齢になってきたのだど感じる。
今10代の子たちと、これから10年、20年、30年後産まれてくる子たちはほんと羨ましいなって感じてる。
今よりももっとすごい時代が来て、それをリアルタイムで楽しめるのだから。
22世紀に行けるのだから。
私はもう22世紀には行けないことが確定している。
22世紀はどんな時代になっているのだろう?この目で見たかったがどうやらそれは無理そう。
世間から見たら若い(?)と言われる年齢なのかもしれないが、若いのは時の流れの速さを感じて寂しくなるばっかりで、正直早く年を取りたいと思っちゃう。
なんだか20年は短いようであまりにも大きすぎて。それを失ってしまったという悲しみの方が、今を生きる喜びより大きい。
でも自分の年齢が今何だろうが、自分が生きてるのは今この瞬間。年齢は永遠じゃないからって立ち尽くして傍観してるだけじゃ、ほんとに何も人生起きないまま終わってしまう。グズグズしてる場合じゃない。
自分の生きていない時代のことを羨んでも仕方ない。
未来の方が今よりすごいかもしれないが、未来よりすごくない今の方が、自分は好きだ。ちょっと不便ではあっても、それがあるから今はきっと面白い。
ノーテンキに時の流れを意識しないこともしないが、黙って何もせずにいるわけにもいかない。
20年を失っていたって、私はまだ生きれるんだ。
もう、いわゆる世間一般の言う、友達がいて恋人がいて、時に楽しく時に辛く、酸いも甘いも食い尽くすというようなベッタベタな「青春ストーリー」にこだわる必要もないんだ。
だったら、生きるところまで生きてみて、その間は目一杯楽しみたいな。
私は年を取ったって、卑屈にはならず、いつまでも心は若くありたいな。
やり残したことがまだまだたくさんあるんだ。もっと世界に心を開かなくちゃ。