朝からなぜか過去のことが思い出されて、幼い頃からのあれこれを、誰かに話すかのようにしながら辿っていた

朝からなぜか過去のことが思い出されて、幼い頃からのあれこれを、
誰かに話すかのようにしながら辿っていた。

だんだん頭が疲れてきて、気がついたら４時間も経ってる。

気が狂いそう。

苦しい過去は反芻してはいけないんだよね。

その時々に陥っていた暗い穴を
何度も覗き込むようなことをしては
ダメ。

何回辿ろうと、
何回、過去に起きたことや
その時々の感情を感じ直したところで、事実は事実で何も変わらない。

過去の延長に今ここに居るのだから。

何故そうなったか、
何故そんなふうに言われなくてはならなかったのか、
何故そんな扱いを受けなくてはならなかったのか、
なぜそんな不条理に甘んじなくてはならなかったのか。
何故そんな選択をしてしまったのか。

今なら分かる。
分かるけど当時は分からなかった。

分かってしまった今の私が
過去を辿れば、
分かってしまった分だけ傷は深まる。

私のせいばかりではなかったことが
分かったところで、
当事者たちは誰も私に謝ってなどくれやしない。
謝られたところで、
私の味わった苦痛は変わらない。
謝られたところで、
今の私の助けにはならない。

前に進まなきゃ。

私を助けられるのは私しかいない。

どうにかして暗い穴から抜け出せなきゃ。

苦しいけど、
過去に囚われがんじがらめに巻き付かれ身動きできなくなる前に、
過去より力強く、
過去より確かな足取りで確信を持って、確信が持てなくても
今の私を私が肯定して慰めて励まして
前へ前へ進まなきゃ。

恨み言も何事も助けにはならない。

いちど何もかも空っぽにしなきゃならない。

馬鹿なことで時間を使っちゃった。
何やってんだろ。