今日は眠れそうにないので、貴方に久しぶりに手紙を書こうと思います。
直接送る勇気も、気力もないのでここに残します。
この際はっきりいいましょう。
私にはまだ未練があります。貴方と一緒に日々を過ごしたかったという未練が。
自分でも粘着質だなと思っています。
でもその気持ちが、本物の愛情ではないことを私は知っています。幸せだったあの日々がどうしても懐かしくて、今がどうしようもなく退屈でそう思ってしまうんです。
私たちもう、とっくにお酒が飲める年になったね。貴方は、ふざけた食生活をして痛風になったみたいだけど、お酒は飲んでも大丈夫なの?
私たち、次に会うときは、笑い合って、話ができるかな?
ほんとは、こうやって自然に話がしたいよ。
でも私、貴方が去ってから、ずっと同じ場所にいる。日々に流されて、気づいたら今の場所にいた。望んだ場所じゃない。退屈。でもすごく心地がいい。
貴方に誇れる私ではない。でも、私、それでも精一杯生きて、やっとここに立ってる。
あなたに、馬鹿にされてしまう気がして、未来を向く貴方にとってさらに価値がないものになってしまう気がして、ずっと自分を偽っていたけど、私はいつから貴方をそんな酷い人間だと思うようになってしまったんだろうね。
あの頃は全てを貴方に打ち明けられると思うほど、好きで、愛していたのに。
いつから、貴方が別人のように変わって見えるようになったんだろう。私があまりにも盲目で、貴方を理解していなかっただけなのに、私はいつまで昔の貴方が帰ってくることを望むんだろう。
貴方の方から手放したのに、なんでまだあげた手紙を持っているの?嫌いになれないとか、好きな感情は変わらないとか、ふざけたことばかり言って、もう私を1番にする気もないくせに。早く捨ててよ、そんなもの。
貴方が私に、不安だと言って泣いた時に一生懸命考えて、貴方がどうしたら安心して眠れるか考えて、日々のカレンダーに私からのメッセージを入れて、毎日安心してくれればいいって、そう思ったの。いつまでも、私は変わらないよって。そう言いたかった。
そんなお手製の、当時の思いがこもったもの、気持ち悪いって言って早く捨ててよ。
貴方を最低な人間として忘れさせてよ。
どうしても、悪者になってくれないんだね。
いつまで経っても、臆病な人だね。
私のために、いままで、貴方は何をしてくれたのかな。私の気持ちを考えて貴方が何かしてくれたことってあったのかな。
不安な時は縋ってきて、満たされなければ、こんな関係いらないって捨てるのにね。どうして、自分が捨てたくせに、自分が先に冷めたくせに、綺麗な思い出に勝手にしてるの?
別れ話もしてくれないで、
いつまでも私に期待をもたせたまま、今も捨て去ってくれないまま、私はいつまで待てばいい?
もう待ってなんていないよ。私の理性はそう言ってる。でも気持ちがどっかまだ追いついてない。なんで心の底から最低だと思わせてくれ
ないの。
ずっと人生が停滞しているような気がする。
歳をとっていくのに、環境はどんどん新しくなるのに、私の気持ちは昔のまんま、どんより、ブルー。
貴方のせいにしたい。私の人生の責任全部。きっとそんなふうに思ってるから、貴方のことが好きだなんて思っちゃったんだね。
会っていつも思う。私、こんな人、好きだったんだーって。もう私の知らない貴方なの。私が欲しいのは貴方じゃない。私が1番わかってる。
2度と手に入らないあの日々と、あの時の貴方を失った悲しみを私はずっとどこにもぶつけられない。貴方は、私の1番な大切なものを壊した人間以外の何者でもなくて、でも同時に大好きだった人で、恨み言を言うには、あまりに大好きだったから。もうどうしようもないね。
時間が解決してくれるかな。
何年経てばいいんだろう。しわしわのおばあちゃんになってから自体が好転したりするのかな。そんな夢物語ばかり考えてるから、ずっと好きだなんて妄想に取り憑かれるんだよね。
私、今年受験するんだ。
院進するの。
でもね、流されてついた場所だから、ここが正しいかわからないの。
ねぇ、前に私に会いにこようって何度も思ったって言ってたけど、あれって本当なの?
でも、そんなこと言ったって、実際に会いに来てなきゃ、何も無いんだからね。私には何一つ伝わらないんだからね。ずっとそう伝えてるのに、いまだにあなたは、私との関係を頭の中だけで完結させるのね。
それなら怖くないからね、完全に目の前で失うリスクがないから。ずっとあなたは臆病者だ。
そうそう、私、付き合って2年になる彼女がいるの。最初はあなたに似てると思って付き合い始めたけど、全然似てなかった。彼女に愛されるたびに、あなたの私への愛情表現の希薄さは異常なことだって思い知ってる。
きっとあなたは私のこと好きじゃなかったんだなって今ならわかる。早く言えばよかったのに。
恋人からの連絡が3日も4日もましてや、1週間も途切れることはおかしいって私初めて知った。
1日に複数回の連絡はうざいから1日に一回にするなんて、むしろ変だって初めて知った。
恋人の顔色伺って、びくびくして、一歩後ろを歩いて、言いたいことも言えずに、歯を食いしばって涙を流すなんて、愛する人にさせることじゃないって私思い知ったよ。
私、真っ当に愛してくれる人に出会って初めてわかった。
あなたは私のこと愛していなかったって。
私に愛を伝えるための努力をしない人を私はずっと不安で、追いかけてた。
でもそれは不健全な関係だったね。最近知ったよ。そんなものは恋人じゃないって。
愛され方を知らなかったから、あなたのそれが愛だって私ずっと勘違いしてた。
泣いてる大事な人を見て、ため息をついたり罵ったりするのはおかしいことなんだね。私、泣く自分が悪いんだってずっと思ってた。泣いて迷惑かけてる自分が悪いんだって。
でも、そうじゃないよね。泣くほど辛かったんだ、私。その後の予定とか、周りの目とか考えられないくらい、そのくらい苦しかったんだ。
縋った私の手を「気持ち悪い」の一言で振り払ったあなたは、やっぱり最低な人間かな。
私の気持ち、泣いても喚いても伝わってないんだね、今もあの時の記憶を幸せなものとして認識してるんだから。私ね、もう怖いんだ。
貴方と関わるの。
いつまた傷つけられるかわからないから。
だからもう関わりたくないの。
でも、また会いたい、また元に戻りたいって思う時がたまにある。それは洗脳が解けてないからなんだって。怖いよ私。
貴方はずっと、自分は何もしてないっていい人でいたって言うでしょ?私その言葉を、確かに貴方の方から見たらそうかもって思って納得しちゃうんだよ。
あんたのこと、ほんとは優しい人だって勘違いしちゃうんだよいつも。
怖い。またいつ、この発作が来るか怖くてたまらない。貴方を早く私は忘れ去りたい。
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