先生との面談。
誰よりも早く呼ばれた。
最後の方だったのに。
新しい生活に慣れずに、死んだ顔をしているらしい。
それは自覚していた。
上手く笑えないのだから。
笑い方を忘れてしまったらしく、笑おうとしても笑えない。
まだ始まって一週間しか経っていないのに、疲れてしまった。
まだ、なにも本格的に始まっていないのに。
先生に学校を辞めたいということを伝えたら、その夢に向かってがんばりなさい、なりたいんでしょう?と言われた。
確かに小さな頃から夢見てきた職業だからなりたい。
けれど、もう心がついていかない。
心が壊れそうになる。
でも、なりたい。
先生も友達もみんな応援してくれているのだから、がんばらないといけない。
あと二年がんばれば国家試験を受けられる。
それまでの辛抱だと思って頑張らないと。
せめて、この二年間だけは頑張ってから…とは思う。
週末がとても落ち着く。
学校には正直行きたくない。
けれど、もう少しだけ頑張ってみようと思います。