冬
完璧にしたいのです。些細なことでもミスはあってはならないと思い込んでいるのです。そしてミスしないように細心の注意を払っているのです。もっと言えばミスするようなことはないと思っているのです。だってものすごく注意しているのだから。自分は些細なミスを許さないようにしているのだから。
まず、ここから。
完璧である、完璧であらねばならないと思っていることを自覚する。
そして。
自分は決して完璧にできない人間なんだ、というか、どんな人も完璧になんかできないのだ、60%でOKなのだと何度も何度も言い聞かせる。自分のことも人のことも、まあまあそんなもんだねーと言い続ける。
そのうち。
そう、2,3年もすれば、自分のずぼらさも認められるようになりました。私の話です。
自分が失敗したと思ったことも、実はさほどたいしたことではありません。実害は思っているほど大きくはないのです。
もしそれでもあなたを罰する声が聞こえるのなら、それがあなたのエゴ(自我)です。エゴとは闘ってはいけません。「ああ、また自分を責めてるよ」と言いながらよしよし、してあげてください。
この手の人は自分に甘く出来ないので、たっぷり砂糖をかけて上げてくださいな。
それでいいのです。