うちの生徒がバケツを振り回してあいつのスーツを濡らしてしまった と聞いて
少林寺拳法部のクソ狭い更衣室にいるあいつのところにタオルと着替えを持って行った
ドアを開けたら 濡れて透けたシャツ一枚羽織ったあいつがいて
男らしい腹筋がチラリと見えてドキッとした
俺を見下げる目が険しい
あぁこのままこいつに抱き寄せられて激しくキスをされ 貪るように体を求められたら…
どんなに興奮するだろう
と思った
俺は無言でタオルと着替えを渡して出て行った
体が熱くて
心臓の鼓動が止まらない
胸がぼこぼこして息がつまりそう
かっこよかった・・・
好きだ 好き 死ぬほど好き
あいつの全てが好き
あいつに触れたいあいつとキスしたいセックスしたい俺の体ぜんぶ全部あいつの好きにされたいめちゃくちゃにされたいあいつの手で俺を壊してほしい
どんなに嫌われてても
好きじゃないといけないのか…
嫌いになれない
どんどん好きになる
嫌いになれたら楽なのに