微睡みの中で、お母さんが小さい声で呟く汚い言葉を聞く。
怖くて怖くて仕方がなくて、私は眠ったふりをする。
私のお母さんは、私の理想のお母さんと違うのだ。テレビの中のお母さんはみんないい人で、弱音を吐かないで、いつも正しくて、完璧だ。
お母さんも、完璧な娘を望んでいる。あなたに迷惑をかけず、立派に、正しく進む、そんな娘。
そんなのとはかけ離れている私は、お母さんからしたら邪魔でしかないのだ。
どちらかが完璧なら、もう片方も完璧になれたんじゃないかな、なんて思ったりしている。
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名前のない小瓶
完璧な人なんていないよ。
あなたのお母さんも必死に生きてるんだね。あなたに汚い言葉を吐きながら、、、
お母さんから少し離れて自分を大切にね。
傷つけられ続けるのはしんどいから。
自分らしく、生きていけるといいね。
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