ななしさん
本当に消えたいなら、痛かろうが痛くなかろうが刺すだろう。
痛かろうが手首を切ったり、苦しかろうが縄を首に巻いて自殺する人がいるように。
痛みで踏みとどまる程度には、まだあなたは自分を大切にしてるんだと思う。
確かにこの社会は厳しいし冷たいし苦しいことが多い。
でもそういう社会でも子を育てることを喜ぶ親はいて、生きることを喜ぶ子もいる。
意識があるのを喜ぶ人はいる。
心があるから感謝が出来て、恋が出来て、相手の痛みに寄り添える。いろいろな形の愛を感じられる。
誕生日おめでとうと心から言い合える人達はいる。
辛くても、あなたがいるから、この世界は捨てたもんじゃないんだと、そう思える人達はいる。
あなたが消えろと叫ぶ世界は、実は、胡散臭いだけではないんだ。
だからそういう世界に生かされてるあなたも、決してクズなわけじゃない。。
痛いのが嫌で死なないなら、そうやって自分をまだ大切にしようとするあなたなら、本当は世界を消したいのでなく、やっぱり世界で喜びを見つけたいんじゃないかと思う。
誕生日おめでとうと、心から言える相手に会えた時に、あなたは胡散臭いだけでない、世界の様々な形や景色や、優しさや明るさを知るだろう。