リセットと成長の小瓶。
今日の放課後、大好きな数学の先生のところに行った。
私の中学生時代を、私「第1章」を、完全に終わりにするために。
どういうことかというと、
ここ最近、思い出す嫌な記憶を言語化して、
ついでにその記憶を思い出すきっかけについて愚痴っちゃおうぜ☆的な感じ。
まぁ、ざっくり言うと、
中2の頃、
自殺未遂をした後輩の力になれなかったという罪悪感を払拭するために、
高2の初めに、当時精神的に追い詰められていた元彼(
48076通目)と付き合っていたときいた時のことを、
現在クラスメイトにいじられる度に中2の時の罪悪感を思い出して落ち込むので精神的負荷がヤバい!
という感じのことを話してきた。
普段、自分の本音をさらけ出すなんて滅多にないし、あったとしてもノートに書くとか宛メに流すとか、文章でしかやってこなかったので、とっても疲れた。
言いたいことを紙に書き出した上に、頭の中でもシミュレーションしたのに、上手に話せなくてしどろもどろになる私の話をちゃんと理解して聞いてくださる先生のコミュ力はすごい。
まず、
私が自分の中にある嫌なことを進んで話そうとしたのは意外だったし、成長したと感じたと言われた。
それから、中2の時のことは、その時の自分にできる最善のことをしたし、実際選択としては正しかったから、後悔する必要はないと言っていただいた。
ずっと悩んでいて、
思い出す度に辛くて苦しくてやるせなくて、
何度もごめんなさいと呟いた、
ある種呪いのようにまとわりついてくるこの記憶について、
そうやって言っていただけたのは、救われたような思いがした。
ただ、元彼との付き合い方はよくなかったと言われた。
補足すると、私と元彼は付き合う前から(友人の言葉を借りると)共依存の関係にあり、
例えば連絡を取っている途中にどちらかが反狂乱、または極端に落ち込み、もう片方がそれをなだめる、
もしくはお互いがお互いの過去の傷を舐め合うというような付き合い方をしていた。
そこから恋愛関係になった時、私は精神的に追い詰められていた彼を傷つけないために2つのルールを自分に課していた。(このことについて本人に言ったことはない)
1 自分から相手に要求しない。
(例:わがままを言わない、自分からは連絡を取らない、別れを切り出さない)
2 第三者を害しない限り、相手の要求はすべて呑む。
(2により、相手にされても拒まなかったことを、今思い出す度に気持ち悪くて悲しくて、なぜ自分のことを大事にしてあげられなかったのだろうと後悔する。)
先生は、共依存というのは一つの人付き合いの方法として否定はしないけれど、
付き合った後に私が取った、自分の気待ちを抑え込むという行動の結果、自分と相手が対等ではなくなったことはよくなかったとおっしゃっていた。
私視点では共依存=ダメという図式が成り立っていたけれど、
危険だったのは自分と相手が対等でないというお互いの立ち位置だったのかぁ、と何か発見した気分になった。
現在クラスメイトにいじられるのが苦痛だという話に関しては、嫌なことは嫌だとはっきり言うように言われた。
NOと言えない私には難しいかもしれないけれど、相手が他人の嫌がることをしていることに気づけないほうが良くないでしょ、
と言われて、それなら、とちょっと頑張る気になった。
(私の性格を押さえて効果的な言葉で促す先生すごい。)
それから、嫌なことを溜め込むなと言われた。
吐く、という漢字は口へんに+と-と書く。つまり良いことだけでなく、嫌なことも口にしないと自分が苦しくなるぞ、と。
私は1人で何でも溜め込むから、使えるもの(人)は何でも使え!ということで、聞いてくれる人に、自分の中の嫌なことを聞いてもらいなさいと言われた。
正直、
大人である先生からしたら、高校生である私の悩みは(私にとっては壮大な悩みでも)きっと小さく思えるんだろうな、
と思って話すのを躊躇していたのだけれど、ちゃんと聞いてもらえて嬉しかった。
自分の中で何度も振り返って、それでも消化しきれなかった過去の出来事について他人に意見をもらうだけで、違う見方ができて、
とても楽になった。
話を聞いてもらって楽になれたのが顔にも出ていたらしく、先生にいい顔してるじゃん、と言われた。
溜め込むことしかできなかった私が、
他人に悩みを話すことができたのは、とても大きな進歩だった。
ついでに、話を聞いてもらったことによって過去のことをリセットできたのも、進歩。
秋から始まった、私「第2章」。
着実に進んでいる感覚があって嬉しい。
私が、私を生きてる、って感じがする。
私の前進は、宛メのお陰であり、秋から始めた合唱のお陰であり、この先生のお陰であり…
いろんな仕合わせのお陰だなぁとつくづく思った。
中学の頃にちょっと色々あって軽く教師不信な部分があるのだが、この先生は信頼できる。
教職、目指すか決めていないけれど、もしその道に進むなら先生のような教師になりたいな。
気持ちがとっても軽い!
いい夢が見れそう(笑)