献血をした。血液型はO型だった。父親はAB型。正直、納得だった。
思えば自分の家ははじめからおかしかった。生まれて物心がついてから反抗期が二十歳近くまで続いたきょうだい、ODをしては喚く母、無関心を貫いて犬を虐待する父。わたしは縮こまって洗面所で寝る。
わたしが直接的に殴られたりしたことは多分あまりない。が、間接的精神的な攻撃はしょっちゅうだったし、そうされない環境というのがむしろよくわからない。
バイト先でめちゃくちゃ怒られると思ったら全然怒られなかったり。逆に自分でもわけがわからない行動を取っていたり、異常に効率が悪かったり。些細なことでやめたい気持ちになる。でも些細な事が本当の原因じゃない気もしていて。
わけわかんない。
もう正直悩むのも考えんのもめんどくさい。いや。
死ねば多分何も考えなくていい。だったらそのほうがマシじゃないか?みたいなことも考える。でも、それでいいのか、よくわからない。
一人で死ねればいいものを。なまじ弱いせいで、相談とかしちゃったのが悪かった。優しい人の言葉が引っかかって、死にきれない。それがいいことなのか悪いことなのかわからない。
もう悩みたくない。痛いのも辛いのも嫌だ。こんなんじゃ生きていけないのもわかっている。でもいやだ。死んでしまいたいけど死にたくない死ににくい理由ができてしまった。
どうせ、ここでバイトを辞めても何も変わらない。わたしはきっとバイトを始める前の悩みをバイトに投影しているだけだ。だからやめても何も変わらない。始めたばかりですぐ挫折した根性なしだと影で言われて、大学の人もいるからそっちにも広まって、要するにただマイナスになって終わりだ。
なんでこうなったのか、原因を探してみるとやっぱり育ってきた環境だと思う。たいてい、「環境のせいにするのは楽」とか言う人もいるだろうけど、自分には正直そうとしか思えない。
変わりたい。出来ることなら死にたくない。幸せになりたい。別に贅沢は望まない。ただ普通の人みたいに振る舞えたらそれでいい。普通というよりまともであれればそれでよかった。
何をしたらいいのかわからない。何をしたら変われるのかわからない。自分は死ねばなくなるとか、そんなことばっかり考えている。怒られたときの言葉とか口調とかがずっと頭のなかに残っている。腕を切ると少し黙る。でもすぐ聞こえる。切っても最近はやまなくなってきた。
全部辞めたい。そうするには多分死ぬのが一番。あまり考えが回らない。黙らせる方法がそれしか浮かばない。
もう、最近ろくなことがない。エアコンは動かない。修理業者と不動産会社と管理会社がぐるぐる回すばっかりでいつまでたっても直してくれない。あつい。頭回んない。眠れない。死にたい。多分死ねば暑さも感じない。
全部自分のせいだから文句は言えない。もっと強く言えばよかった。早く直してくれなってどこの客も言ってる。直接連絡ぐらいすればよかった。自分は本当にダメだ。死にたい。きっとそうすればいい。多分優しい人は誰に対しても優しいから、きっと問題ない。
よくわからない。ならなんでいま実行できないんだろう。こんなこと書くくらいなら首を釣ればいい。きっとこれを書いている間にでも死ねた。
何を考えていたかわからなくなってきた。ダメだ。こんなことも自分でわからない。なんで生きているのか、
書きなぐったら頭の中が少し静かになった。力むのは行けない。直さなきゃいけない。だめだ。
暑い。死にたい。わかんない。何書いてんだ、これ。
首を吊ればいいのに、なんで何してんだろう
普通の人は死にたいなんて考えてない。ひょっとしたら熱くないのかもしれない。自分の感じ方がおかしいのかもしれない。きっと悪いのは自分かもわからない。
注意力が他らない。
だめだ、何やってるんだ、何もわかってない。お前はだからだめなんだ。死にたいなら一人で死ね。