冬
どっかでそんな言葉を書いた記憶があるから、もしお気に障ったのだとしたらごめんなさいね。
私が人生は暇潰しだと思うのは、家族が亡くなった時、なにも持っていかれないと知ったから。
積み上げたもの、気に入った品のあれこれ、形のない素敵な思い出、そんな生前に集めた、感じた、あらゆるものすべて、それは生きているからこそ味わえたもの。
そして、持っていけないのに何故それらが必要なのかと自問した時、実はあってもなくてもどーでも良いんだって思ったの。
でもね、どーでも良いからこそ、生きてる間は必要なの。本当は私たち生きてる間、試されてんじゃないの?って思うくらいさ。どーでもいいものに囲まれて。
だから、上等な、キラキラした、充実した暇潰しをしたいの。
クソつまんない、苦しい関係なんかに縛られたくない。生きるために金稼ぐんじゃなくて、金稼いで充実して生きたいの、少なくとも私は。
もう対極から見て、生きてんのか死んでるのかもはやわからんって瞬間の連続なら、無意識の自分から意識してる自分まで丸ごとともかく自分をとことん可愛がってやりたい。
だから私、楽に生きる。