人の目が気になる。子供のころからそれは変わらないままで、母から「過剰だ」と何回も言われてからは少なからずそのことを隠すことができるようになった気がする。
でもいくら無視してみたって、人の目は消えないし、それを気にしている自分の気持ちも変わらない。
苦しいし怖い。
いつ私は「友達」と呼んだ人たちに捨てられるのだろうか。「変な子」「頭がおかしい子」と思われて捨てられるんじゃないか。捨てられたくないから、私は結局のところ人に自分をさらけ出せないでいる。
本当は知っていてほしい。私が寂しい思いをしていることを。
本当は知っていてほしい。どうしようもなく泣きたくなって一人で声を殺して泣いていることを。
本当は知っていてほしい。自分がどうしても嫌いだから「死にたい」って思ったことは数えきれないほどあるっていうこと。
知っていてほしい。そして抱きしめてほしい。
「つらかったね」って。「大丈夫、私はあなたのことを見捨てないから、愛してるから、泣かないで」って。
だけど今日も、明日も、明後日も私はまたいくつもの「本当はね、」で始まる言葉たちを飲み込む。
だって、嫌われたくないし、捨てられたくないから。
本当は、愛されたいのに。