誰でもそうかもしれないけど。
ほんとうの気持ちを言葉にするのは、怖い。
リアルでもネットでもそれは変わらない。
声でも文字でも同じ。
自分の求めてない言葉を言われるかもしれないし、もしかしたら酷い中傷をうけたりするかもしれない。
だから言えない。
怖くてここでも流せない小瓶もいくつもある。
そういうことは自分の心に重くのしかかってて、見えないままギリギリジワジワ締め上げるように自分を苦しめてることが多い。
だからそういうことほど、ほんとは吐き出して、誰かに助けを求めたい瞬間があるんだ。
でも言えない。
もし批難されたらどうしようって思う。
法にこそ触れてはないかもしれないけど。
そういうのを抱えてる人って、いないのかな…。
ほんとうの絶望、苦しみなんて、声、あげられないんだよ。
溺れてるとき、助けてーなんて、喋れないんだ。
口に水が入ってくるだけで、必死で沈まないようにもがいて、酸素を求めるので精一杯。
そうやって気づかれないまま死にかけるような状況に置かれたときの絶望感、わかるかな…。
この世には地獄が溢れてて、苦しみを訴える声で満ち満ちているけど、いろんな事情で、声をあげられぬまま心底絶望を味わっている人も、どこかにいるんじゃないかなって、思う。
そこで生き地獄の人もいれば、そのまま死ぬ、死んだ人もいるかもしれない。
いや、きっといる、いただろう。
世界は広いんだし。
そういう、声なき声、絶望の中の、祈りのようなもの。
今この世にいる私が思っているような絶望は、一体誰が救ってくれるんだろう。
宗教かな。
神様とか、仏様とか…。
それとも、自分？
今のこの絶望と、祈りを知っているのは、自分だけ…。
言葉に出来れば、誰かが拾って、何かを投げかけてくれる。
それが救いの言葉か、突き放す言葉かはわからないけど、誰かがボールを返してくれるかもしれない。
ちょうどこの宛メみたいに。
それが温もりある人の世ってもんだろう。
ならばほんとうに声もあげられない場所に漂ってしまっている思いは。
祈りは。
どこにも、届かないのだろうか。
名前のない小瓶
55204通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
いろいろと考えさせられます。
ななしさん
ほんとうの絶望についての描写にハッとさせられました。宛メがそれを掬い上げられる場所になるといいなと思います。
名前のない小瓶
届くといいね
いつか、できるだけ早く
声がなくても、きっと届く
届きますように
とどけとどけとどけ
ななしさん
誰にもわからない
もしかしたらわかってくれるかもしれないけど、言葉にする気力すらない
だったらもうこのままでいいやって
そう思ってやってきた
一緒に笑ってれば全部それで済むから
だけどなかったことにはならなくて
ふとした瞬間に孤独感で泣きたくなった
結局 なかったことにはならなくて
直接話さなくても 何かでぶつかったりして
本当の気持ちを引きずり出されてる
話さなくても 違うところで見つかる
それはそれで 結構辛い
辛いけど、見つけてもらった安心感もある
だからといって 優しい言葉をかけて
くれるというわけでもないけど
助けに来てくれるんじゃなくて
浮き輪をなげてくれる みたいな感じ
だから やっぱり辛いけど
多分 全く伝わらないってことでもないみたいな気がする
とりあえず 言えない時は
心の中で 助けてー って言ってる
以前 霊感？があるらしい知人から
「夢に出てきたけど大丈夫？」ってメールがきてそんな伝わり方あるんだって
かなり驚いたこともあったりした…
自分もまだ言えなかったり
表現できなかったりして苦しくて
どうしようもなくてネット見てたら
最近 宛メにたどり着いたよ
うまく言えないけど
それでも何か伝わることもあるんだと思う
まりちゃん
一回、お返事書いたかもしれないけど
もっかい書こう！
わたしは、それでも
自分の想いを伝えたい、と思うなら
怖くても
伝えるということを放棄したら
どんな気持ちが胸の内を渦巻いていようがいまいが
永遠に伝わることはないと思っています。
何も言わないでも
テレパシーみたいに
相手が察してくれる、
それは、言葉を持たない、乳児だけの特権かと思ってもいます。
大人になりたくないという、長いモラトリアムの中にいたわたしも
実は、その一人でした。
自分以外の人が、
生き地獄の中、溺れて沈むか、這い上がるかは
今の今のわたしの視点から見れば
知ったこっちゃありません。
「わたし」が、どうしたいのか？
だって、そこしかないもの。
誰かが、わたしの代わりに
息を吸って吐いてくれることは不可能なのとは
同じです。
この場で、別に、何もかもなんて
吐き出す必要はない。
ただ、誰かと、意思の疎通を求めているなら
核心部分を回避して
真綿に包んだ文言ばかり言ってても
それじゃあ、さっぱり、伝わらないし、
不信感だけが（わたしならね！）募ります。
この人は、何がしたいのだろう？
何が言いたいのだろう？
こっちで、察して、察したものを返す、
そんなの、コミュニケーションじゃねえよ！って
思っています。
予定調和にならない言葉ならいらない、というなら
鏡に向かって
優しい言葉だけを吠えていればいいと思う。
他者でも、あなたを裁く人がいたら
それは、裁いてるつもりの人が
実は、自身を裁いているだけで、
あなたには、何ら関係ないことです。
そして、この世は、その幼稚な視点だけで生きている人だけではないのも、本当です。
幼稚な視点が、ない人もいないとも思うけど
（煩悩あるから）
そこに、とどまり続けない意志を持って生きている人だって
います。
ただ、安易にそれを信じなさい、とは言ってません。
それは、主さん自身が、落ちている時の自分を
過去感情を、きつくても
嫌わないで受け止めてあげたいという
覚悟がある時
自然と、相反する、反対側にいる他者の愛に
気づける瞬間は、どこぞのタイミングであると思うのです。
長いお返事ですが、
言いたいのは、
自分が自分をあきらめるな！！！
ってことが、きっと、言いたかったんだと思います。
そしてそれは、わたしが、わたしにも
かけてあげたい言葉でもあるのだと思います。
明けない夜はない、というのも
なんども、そこを通ってきた人だけが
体感する感覚かと、今の今なら、思います。
じゃあね！
まりちゃん
わたしは、
批判って受け取り方をするのも
（時に！）
受け取る側の受け取り方だしってのもある。
その人の価値観、前提、生き方は
出ちゃうからなぁ。
同じこと言っても
全く、受け取り方違う、ってのは
宛メというサイト一つ見ても
いい勉強になります。
もちろん、お返事する方も、同じかと思います。
（価値観、生き方のベースが漏れ伝わる）
裁き合わない、が大事かなっと。
練習いるかもしれないけど
ネットもリアルも、そこは同じかと思う。
尊重、と同じ意味かなぁ？
例外は、確かにあるけど（主観での）
自分の正しさと、違う正しさが
そこにもあるんだね、
だけ、分かるだけでも
十二分かなーとも思います。
名前のない小瓶
ニュースとか見てて、どこかにsosが届いていたら。誰かが気付けたら…って思うことは多いです。
苦しんでいるのは弱い立場の人が多く、そういう人は声を出しません。
痴漢とかも、露出の多い綺麗なお姉さんより、大人しそうな中高生が狙われたり。
そういうものなんです。
届かないんです。
それだから、わたしたちは困ってる人に気付けるアンテナを研ぎ澄ましたり、普段から少しでもコミュニケーションをとって変化に敏感にならないと、何も出来なかったなんてことになっちゃうんじゃないでしょうか。
宛てメは、そういう言えない思いを流していいところだと思います。吐き出しやすいです。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。
