絶望を感じる。寧ろ感じたい。感じるように仕向けられている。
絶望の底に突き落とされる。というのは、自分を自分で追い詰めることだ。
ボロボロに傷付けて、根絶やしにしようとする。
理由もなくただそうする。
でも、なくならない。
どんなに無くそうとしても消えないものがある。
これが命なんだ。
暗い気持ちになるのはきっと、この光を見たいからなんだ。
もうさんざん傷付いたと思っていたけど、消えるどころか、
溺れたと思って喚いていたら、足が着くのに気付いてしまった時のように、
びくともしない力強いものがそこにある。
ただ、支えがないと何もできない。
誰もが持っているもの。