ひさびさに鏡の前に立った。
けど、鏡にうつる顔が酷すぎて嘲笑
「お前の笑顔きもちわりいんだよ」
この顔にはそう言うなあ。と冷静に思った
寝不足を表すクマ。痩せこけた頬。真っ白い顔。不健康の代表ですみたいな面して
糸で引っ張られたようなぎこちない笑顔
笑えない。何も楽しく思わない。悲しくも思わない。
誰が何を思おうとどうでもいいし関係ない
人が笑っていても泣いていてもくだらないな。と見下している穢れてる
どうせいつか死ぬのに、一生懸命いろんなことに悩み苦しみながら生きる人間たち。何のためなんだろうな
いつからこんな人間になったんだろうか
そもそも人間なんだろうか
ちょっと前までの自分が羨ましい
好奇心があって、決して器用とは言えないけど些細なことに一喜一憂して、楽しいのだろうか何て考えなくてもそれより先に笑顔が溢れた
傷ついたときは悩んで、なんとかどうにか出来ないかと考えもがき苦しんで
それでもその自分は輝いていた
生きているから死にたいと思うのだろう
恵まれているから不幸を感じるんだろう
楽しいから悲しみだって感じるんだろう
明確なことは、今の自分は生きていない。
確実に生きていない。
蘇生は出来るのだろうか
誰かが延命措置をしてくれるのだろうか
自分で蘇生をする、しようと思える日が来るのだろうか
それとも、成仏も出来ずにこのままフワフワと浮いたままなのだろうか
どこへ向かうのだろう