昨日、卒業でした。
それなりに学校を楽しんだつもりだったから、
絶対泣くだろうなと思っていたが、卒業式では一滴も涙が出なかった。
答辞を聞く時、泣きながら読んでるあの子を見て、みんな泣いていたけれど
後半にいくにつれて冷めていって
うるっとも来なかった
あんな一部の人の思い出だけ凝縮したような答辞にみんなはなにを見出したんだろうか
自分のことを思い出して泣いてたんだろうか
式歌もみんな泣きながら歌ってたけど、
全然だめだった
なんだかすごく他人事みたいに、
みんなが泣いてるのを見てた。
波長の合う友達が言ってた、
「私には、学校生活が、フィルムの中のものみたいに見える。」
という言葉が、わかったような気がした。
終わってから、部活の集まりに行った。
後輩が泣いてくれた。
それには少しもらい泣きをした。
学年との差はなんだったんだろう。
そのあとにある学年の集まり、
行かないつもりだったけど、一緒に抜けようといっていた友達がどこに行ったのかがわからなくて探すのに一瞬出席した。
結局いなくて、部活の集まりが長引いてるだけだったけれど。
親までいて、気持ち悪いなと思った。
ああいう場に親が介入すべきでないと常々思っていた。
学生生活は学生だけのもの。
親たちはそこに入りすぎず付き合っていくべきだと思った。
担任が泣きながら教室で話してる時も、写真を撮ったり笑ったり、意味がわからない。
入ってくるな。
…まあ、私には関係ないけれど。
結局すぐ抜けて、学校生活の中でたくさん喋った捻くれ者の先生と喋っていたら友達が来た。
一緒に少しの間話した。
その先生は、
「例年よりもさめた式だった。送辞も短いし、答辞の内容もぐっとくるものがなかった。全体的にさらっとした式だったように思う。」
と言っていた。
他人からもそう見えてるのに、泣いていたあの人たちは一体なんだったんだろう
6年同じ場所にいた。
少ない人数で、少ないクラスで、
たくさんのことがあった
一生繋がっていたいと思える人も、
少数ではあるが何人かはできた
良い先生もたくさんいて
もっと話を聞きたいと思った
それでも言葉にできない虚無感を、
今も感じてる。
普通に、できなかった
人とずっといるのも、合わない人と取り繕って話すのも、お世辞を言ったりするのも、全部苦手だった。
考えないようにするのも簡単だし、考えなければなんでもできた。心と裏腹なことを余裕でできた。建前で付き合うのも簡単だった。
虚無感しか残らなくて、だんだん人と関わりたくなくなった。
普通でいることにどういう意味があるのか知らないけれど、世界から外れてるみたいで
なんだかなあ、
あー、つかれた
名前のない小瓶
69312通目の宛名のないメール
お返事が届いています
冬
お疲れ様でした。
どのような過程があってそのような心境になられたのかわからないのですが、式をそのように評価されることが主さんの感性、観てきたものの評価なのだと思います。
多分その感性に似た先生も同様のことを仰っておられるから、客観的に見てそうだったんだろうなと感じました。
泣く、という行為はとても個人的なもののような気がします。
同じ映画を観ても泣くか否か、またそのシーンも、また例え同調したとしてもその理由は各々です。
何か琴線に触れたのか、単に卒業式において泣く事をよしとするペルソナを被ったのか。
解けぬ謎のままですね。
いずれにせよそれぞれ旅立ちです。
新しい場所が主さんにとって、良きところとなりますように。
ななしさん
わかるよ。
泣けなかったわ卒業式なんか。
むしろ、卒業式終わって、日が経っていくにつれて学校が恋しくなったりしていたなぁ。
ちひろ
卒業おめでとうございます!
私も先日卒業式だったんですけど全く泣けませんでした。
私なりにこの3年間部活と勉強頑張ってきたつもりだったんですが泣けませんでしたね。
他の人が泣いてる姿を見て私は少しだけ引いてしまいました。
なぜだかわからないですけどね。
みんなの普通の基準は人それぞれだと思うから気にしない方が楽だと思いますよ。
お疲れ様です。
ななしさん
勝手に親近感が湧きました。
周りと同じ熱量を持って物事を見たり、取り組んだりすることが私は昔からできません。冷めた人間だと思われたくなくて、あたかも本気で悔しがるフリをしてみたり、本気で好きなフリをしてみたり、周りから取り残されたくなくて、さほど興味のないことを一生懸命勉強してみたり、疲れてしまいますよね。早くも27年間生きていますがずっと変わりません(笑)
おそらく貴方は冷静に物事を見る能力に長けているのだと思います。同じような奴が1人でもいるんだと思っていただけたら幸いです。私もあなたの存在に自分だけじゃないんだな、と思うことが出来ました。
はっ…最後になりましたが、ご卒業おめでとうございます。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。