精神的な自立、ジェンダーに関係すること(性別違和があるのですが、地元には理解のある企業が少ない)などの理由から、地元からバスで5時間半ほどの場所で一人暮らしをして、正社員を目指してバイトを始めた20代です。(この手紙を書いている日に、初出勤でした)
地元で就活がうまくいかずに実家で過ごしていた時は、「早く地元を離れてバイトからでも就職して一人暮らしをしたい」と思っていたのに、いざ一人になってみると、その気持ちが本物だったのかわからなくなってきました。
正直、家族と距離があることが辛いです。
地元で就職していたらこんなに辛くなかったのかと、思いたくもないことを最近はよく思います。
また、バイト初日が終わって、「続けられるのだろうか」と不安になってしまい、家族が近くにいてくれればここまで不安にならないのかもしれないと、たらればなことも考えてしまいます。
ですが、地元を離れて就職したいと言って行動してきたのは他ならない自分ですし、家族もそれを応援してくれていたからこその一人暮らしです。
だから、家族に弱音を吐くわけにもいきません。
たとえ話して、「帰っておいで」と言ってくれたとしても、今までの就活・引越しの大変さを考えるとのこのこと帰るわけにもいきません。
実は、地元を出る少し前に働く練習として、実家から3ヶ月の間、短期バイトに通っていました。
そのときもひどく仕事になじめず、しかし帰る度に母が慰めていてくれて、3ヶ月乗り切ることが出来ました。
でも、もし今度のバイトでも毎日辛いとなったとき、家に帰っても誰もいません。
電話はできても、すればするほど会いたくなります。
……こんなことなら、地元を出なければよかった。
でも、そんなことを親に言いたくない。
自分はどうすれば、こんなことを思わずに生きていけるようになるでしょうか?