私は小学校の頃いじめのようなものを受けたことがあります。
人より情報に疎く、流行りのものもわからない。テレビも見ないし、運動も出来ない。
太っているし、ブスだし。
自分の欠点をいじられたときに上手く切り替えせれば、友人も作ることが出来たのかもしれません。
切り返しが上手く、最後には互いに笑顔に慣れる人たちが羨ましかったです。
でも私はコミュニケーション能力が高くはなかったので、最終的には周りの雰囲気を悪くしてしまう。
「お前、デブだしブスで〜〜っていう芸人に似てるからモノマネしろよ!」
人をいじるのが苦手だった私は、お笑い番組が苦手だったので、お笑い芸人のことも知りませんでした。
容姿をネタにされ、あげく頭を叩かれる漫才も大嫌いでした。
授業中にいじられても、切り返しが上手ければ笑われておしまい。
私の場合は黙りこくったまま、クラスから注目を浴びてしまう。嫌な空気のまま、無言で座るのは怖かったし気まずかったです。
その頃から「いじめ」か「いじり」かの区別がつかなくなりました。
人に見られるのが怖くなりました。注目されるのが嫌になりました。
多分、視線が怖くなったのだと思います。
その後中学受験をして、小学校のときに私を知っていた人がいない学校に入学しました。
今でも不登校にはならずに学校に行くことは出来ていますが、授業のスライド発表などでは視線にさらされる恐怖で死にそうになります。
スライドの質疑応答で、しっかり答えたのにも関わらず
「それは世間一般の人が話していることでしょ。貴方の意見を聞いてるんです」
と返されたときには、今まで寝ていた人も目を開けてこちらを見ていて逃げ出したくなりました。
もう嫌です、外に出たくないし醜い自分を晒したくないです。
マンションから一軒家へ引っ越しをしてからは、私の部屋と歩道の距離が近くなりました。
カーテンを閉めないと誰もいないし見てもいないとわかっているはずなのに、怖くてたまりません。
どうすればいいですか。
働いて一人で生きていけるようになりたいのに、頑張って勉強をして大学に行って職についても人と接しなければいけなくなります。
人がどうしようもなく怖いです。