明日になれば。
明日になったら。
明日になったらをずっと繰り返してる。
春が来たら。
次の春に。
そのまた次に。
春が来たら、桜が咲いたら死のうと思って何年経ったのだろう。
明日になれば消えてくれるって信じて、
嫌いな朝を待って。
朝が来るのが怖くて、
でも何が怖いのか分からなくて。
足元から恐怖が這い上がってきて、
誰にも言えなくて、泣きたくて泣きたくて。
自分の生きる意味がわからないのに、
人に生きるように言って。
自分も同じ悩みなのに、
傷の舐め合いすら出来なくて。
強くないのに、強がりをしてみてさ、
弱いのをノリで隠してさ。
いい加減疲れたんです。
泣き虫でした。
人前でも何かある度にすぐ泣くほど泣き虫でした。
変わってませんよ、泣き虫です。
ただ、人前で泣けなくなっただけなんです。
泣く頻度が少なくなる度にどんどん身が削られて、
話を聞いて貰えないから、
どんどん溜まって痛くて、
泣いても変わらないから、
なく意味がわからなくなって。
うるさいから、
声を殺したら、
誰にも気づいて貰えなくなってしまって。
現実しか見せない周りに嫌気が差しました。
目標にする前に、
僕の夢を潰す人が、
僕に夢は無いのか聞いてきます。
それを聞くなら、
返して欲しい。
あの日、
潰された僕の夢を、
今の僕に返してください。
夢のない人生は生きてる心地がしなかった。
灰色の人生ってこういうものだと、
初めて知りました。
反対ばかりで、
一緒に探してくれない。
潰すばかりで、
道を教えてはくれない。
あと道はいくつあるのでしょう。
僕がしたい道はまだあるのかな。
死にたいのは僕も同じなのに、
僕もクズなのに、
優しくないよ。
死にたいよ、
けど、来世があるか分からないから、
死んだ後に生きやすくなってしまったら?
夢がもしかしたら叶ったかもしれないなら?
そう思うと死ねなかったんです。
死にたいですよ。
でも、同じくらい生きたかったんです。
9割死にたくても、1割生きたいなら、
生きた方がいいんです。
僕はその1割がまだ残ってるだけ。
でも、死ぬなら。
自分で選んで死にたい。
明日も生きていればいい。
朝が来なければいい。
朝は怖いから。
何が怖いのかよくわからない。
夜が好きなんです。
秘密みたいで、
静かで。
何も見なくて済むから。
苦しまなくていいから。
夜より、幽霊よりも、
僕は朝が1番怖いんです。
でも、それより1番、
未来が怖いんです。
希望があるのか、無いのか分からない。
だから怖いんです。
でも、今日はまだ1割が残っているから、
だから僕は今日を生きているのだと思います。