現在時刻04:30
日記を書いて自分だけが見返しても、正直生きる糧にはならなかった、上手くいったことがなかった。
小瓶なら、誰かしらが見てくれる可能性がある。私が生きている証を誰かに知ってもらうことが出来る。
私は三人兄弟の末っ子として生まれて、優しくて頭のいい兄と姉、食べることに困らない経済力のある父、そして、子供のためなら何でもする母に、大事に育てられた。感謝しなければいけないと思う。
甘やかされて育ったのかもしれない。比べられていたなんて、言い訳かもしれない。でも私は自分で自分を受け入れられない。
家族の誰にも言い出せなかったイジメの経験、同性愛者である自分をひた隠しにしながら、生理的に受け付けられない異性と恋愛をしようとして、傷つけ傷つけられた。
取り柄のない私は就職先がないと言われ、親に無理やりさせられた、人前で肌を見せることになる副業。
ずっと逃げたかった、死にたかった
でも一時的に開放されて、夢をもって生きていこうと思った。
だけどだめだった、いったん死に囚われたせいで、自分は死ななければいけないと嫌でも考えてしまう。
夢がある。美容師になりたい。小学生の時から話していたのに、親に大反対されていたから、スタートは遅い。まず大学を卒業しなくてはいけない。
そのためには死ななければいけないと思う自分と戦わなければいけない。
生きていてもいいと思えるように、死にたいと思っていても、生きてしまった日を、綴っていこうと思う。
甘えた人間だと思われても仕方ない。
私は弱くてわがままな人間だ。
強くて誠実な人間になれるようにがんばる。