憂鬱を捨てたいと思った。
そうしたらまともな思考が帰ってくると思った。
死のうと思っていた。
何も上手くいかないと思っていた。
憂鬱を捨てられたら、それは違うと自信を持って言えるだろうか。
また頑張れるだろうか。
根拠の無い不安があった。
どうせ失敗するという諦めがあった。
憂鬱を捨てられたら、私は変われるのだろうか。
また心から笑えるだろうか。
ひとりで勝手に絶望していた。
狂った思考が叫ぶ。
無能なお前は死ぬしかない!
お前はいらない存在!
みんなそう言っているぞ!
頭が痛い。
動悸がする。
他人が全て敵に思えた。
他人が私を攻撃しているのだと思えた。
あるいは、本当にそうなのかもしれない。
救いなんてないのかもしれない。
誰も手を差し伸べてくれないのかもしれない。
頑張りもせず、ただ惰性で生きる私を、一体誰が助けてくれるというのか。
そんなものは甘えだ。
けれどもう疲れてしまったんだ。
生きる気力も底をついているんだ。
だから教えて欲しい。
憂鬱の捨て方を。
死よりも眩しい希望が欲しいんだ。