自分を見て欲しかった。
自分という存在を。
私は"おまけ"じゃないんだよ。
誰も自分を見てくれない
みんなが望むのは、
母親の娘として
弟の姉として
言うことを聞く存在として
母親は弟の事を一番に考えてる
たしかに、弟は自由人だし、好き勝手してるし、
いろんな人に迷惑かけることも多い。
それでも、弟はいろんな人から愛されてる
家族も親戚も学校の先生もみんなが弟を見てる
私は何を間違えたんだろう?
母親が体調を崩して
ご飯が作れないことが多かったから
家事だって覚えた。
学校も成績よく礼儀正しくしていたら
親に迷惑かけることも無いから
必死に頑張った。
結果、私は一人になった。
母親は「あんたは、何でも出来るから大丈夫」
だけで、何もしてくれなくなった。
礼儀正しくを気にしてたら
敬語とか丁寧に話すことしか出来なくなって
友達とかも、いなかった
それでも、居場所が欲しくて必死にやってきた
結果、それが普通になった。
しなかったら怒られて
したら放置されて
弟が羨ましかった
自由に好き勝手してても居場所があって
何をしても許されて、愛されてる
自分がどこで間違ったのか、わからないけど
10年も続けば、さすがに疲れた
ゆっくり眠りたい