広島旅行から帰ってきた後,ばあちゃんに電話を入れて,広島で改めて学んできたことを伝えました.ばあちゃんも改めて「戦争なんてバカなことはしちゃいかん」とこたえていましたが,その言葉が今まで生きてきて最も強く心に響いた気がします.言葉はもちろん,言葉とは別の何かも僕の心に強く訴えかけてきたというか.
戦時中に淡路島に生まれ,そこで幼少期を過ごした僕のばあちゃんは明石海峡を挟んで対岸にある明石の空が空襲で真っ赤に染まるのを見たらしいのです.そもそもばあちゃんが生きている間に空襲があり,日本に原爆が落とされ,終戦を迎えたことから,戦争がそう遠くない過去であることを知りました.
僕は右でも左でもありませんが,人の痛みがわからない人が多いからこそこれだけはいいたいのです.いま一度平和学習をやり直してほしいのです.いつも自分に都合のいいことばかり考えている人から「私は平和主義だから」なんていわれても信用できません.極端な話,この積み重ねが何十年も前の戦争を生んだのです.本当の平和とは?本当の幸せとは?本当の優しさとは?本当の思いやりとは?終戦から75年が経ったいま,改めてよく考えてみてほしいのです.
あと,こんど平和学習を行うときが来たときにはきっと鶴を折って持っていきます.広島,長崎,それとも沖縄?どこにそれを奉納することになろうと,世界平和を願いそれを築くための志を込めて持っていきます.現状折り鶴124羽,折れるところまで折ります.
以上,傷だらけの心を抱えながらなんとか今日まで生き延びているとある理系大学院生の独り言でした.支離滅裂な文章になってしまい,申し訳ございません.読んでくださいまして本当にありがとうございます.