あーあ、自分から先生の信頼を失っちゃった。
これも全て薬のせい。
薬さえなければ…。
でも、薬にしか頼れなかったんだよ。
今まで、苦労して集めた先生の信頼。
自分から捨てたな。
何してんだか。
ついに見放されたか。
帰り、先生が私にだけ声かけてくれて、嬉しかった。
またお話しできると思って。
あと、昨日しんどくてODしたことも報告しないといけなかったから。
飲んだこと、正直に言った。
何錠飲んだかも聞かれたから言った。
先生はいつも通り怒らなかった。
あまり驚きもしなかった。
…慰めもしなかった。
ただ、「そうか」って。
淡々と。
「自分で管理できるようになれよ」って。
…それだけ。
たったそれだけ。
自分で管理できてない結果がこれなんじゃん。
そもそも管理するって何?
自分で量をコントロールしろって事?
私が薬を飲む行為自体はどうでもいいんだ。
体を無理に壊さない程度なら飲んでもいいんだ。
そもそもこの薬自体も、OD用だから、普通に使った事はないし。
当たり前だよな。
もう正直先生も疲れたよな。
逆にここまで助けてくれたことに感謝しなきゃ。
しなきゃ…、
ほんとは、もっと伝えたいこと、話したいことあったのに。
もっともっと話したかったのに。
先生は足早に学校に戻っていった。
前までは、色々悩みとか相談先生の方から聞いてくれて、それがすごくすごく嬉しかったのに。
安心して、ホッとしたのに。
受け入れてくれたって思ったのに。
居場所ができたって。
でも、
重荷なんだなぁって。
私が話をまだ続けたそうにしてたのは先生も気づいてたと思う。
気づいてて、無視したのかな。
私の被害妄想激しいだけだったらいいのに。
頼れる人は、先生しかいなくて。
先生に見捨てられたらもう生きる意味もなくて。
先生に拒絶されたらもう耐えれないくらいの痛みが体を襲って。
自分勝手だってわかってる。
でも、
先生言ったよね?
「俺正直お前のことすげぇ心配」
って。
建前上だったんだね。
そらそうだよね。
すごく、すごく嬉しかったのに。
先生が私のこと心配してくれてるんだ、って。
ちょっと体大切にしようと思ったのに。
「お前はお前」って言ってくれたよね?
めんどくさい私。
嘘だった?
そんなこと嘘つく人じゃないのは私が一番わかってる…。
先生のことが大好きだから。
先生はそんな人じゃないって、
でも、じゃあなんで今日私のこと心配してくれなかったの?
別にものすごく心配して欲しいわけじゃない。
嘘でもいいから、言って欲しかったの。いつもの調子で。
ただ、
慰めて欲しかった。
話聞いて欲しかった。
褒めて欲しかった。
先生の声が聞きたかった。
一瞬でいいんだよ。嘘だっていいから。
お願いだから、見捨てないで…。
信頼…されてないだろな。
もうやだよ!!!
情緒不安定。
先生は私のことなんてどうでもよかったんだなぁ。
馬鹿みたいだなぁ。
滑稽だなぁ。
もう笑うしかないな。
クスリさえなければ。