いつだって、一人ぼっち。クラスメート以上、友達未満はきっとたくさんいるんだと思うけど、それだけ

いつだって、一人ぼっち。

クラスメート以上、友達未満は
きっとたくさんいるんだと思う

けど、それだけ。

別にみんなも私も互いに、
それ以上には思ってない。

学校に来て、挨拶して、
休み時間に話して、帰る時に挨拶して。

毎日それを繰り返すために存在する、
ただの人間にしか思ってない。

私だって、そういう人達を
友達なんて一回も思ったことない

昔からそうだった。
漫画に出てくるような、
『最高の友達』とか『親友』とか
呼べる子なんて一人もいなくて、
唯一、ずっと一緒にいた子との
関係を聞かれたとき、
都合よく答えれた言葉は
『いつめん』『幼なじみ』だった

私は、誰にも嫌われてない。
かと言って、誰も好きじゃない。
そんな存在。

家族の中でだって、
お父さんもお母さんも
本当に大切なのは お兄ちゃん。

見てて分かる。

私には、雑用ばっかやらせて
手伝いを少しでもやらないで
携帯いじってたり本読んだりしてると
すっごい勢いで睨まれて、
あとから怒られる。

でも、お兄ちゃんは
家の手伝いなんて一回もやらないし
ゲームかパソコンかケータイを
常に片手に持ってて
お父さんとお母さんの方なんか
見向きもしないで話してるのに
お兄ちゃんと話してるときの、
お父さんとお母さんはいつでも
幸せそうに笑ってる。

私はご飯より先にお風呂に入る人。
でも、私がご飯前にお風呂に入ると
いつも先にご飯を食べちゃってた。
私がお風呂から上がって、
そこに行っても、シカト。

都合のいいときだけ、
リナ、リナって言うけど
ただ気持ち悪いだけ。

お兄ちゃんと喧嘩したときだけ
私の名前を呼ぶの、やめて欲しい

みんな、私のことは
『そこにいるだけ』って思ってる

きっと、私がいなくても
この世界は通常通りに進む

でもね、みんな。

私は こんな強がって
ひねくれた事ばっか言っても
所詮はまだ中２の子供。

本当は、みんなから
『リナがいると楽しい』とか
『リナがいないとヤダ』とか
そういう事、思われたいし言われたい。

一人ぼっちは嫌。
孤独なのも、嫌。

でも馬鹿な私の存在は、
みんなにとってはちっぽけ

じゃあ、あなたはどうしたい？
って言われても、きっと答えられない

誰かに大事にされたい。
誰かに必要とされたい。

でも、現実はあまくない

明日からも私はこうやって
一人ぼっちの世界を
歩いていかなくちゃいけない

人間って、辛いね。



リナ