私の友達にね、私と波長がバッチリ合ってる子がいるの。
ほんと、びっくりするくらい。
前世は双子だったとか、実は前世は一人の人間だったけど分裂して二人になったとか、そう言われても信じれるくらい。
これから先、この子以上の理解者はいないんじゃないかってくらい。
雲を見て、鳥みたいだって言っても、大抵の人はわからない。「…どれか鳥??」って、みんな頭に大量のはてなを浮かべてる。
でも、その子は「見えるー!」って笑ってる。
「あれ頭でしょ」「そうそう。で、あれが翼」なんて話して。そのときも、周りからは「なんで理解できるだ」なんて言われてた。
「集中してると気持ち悪くならない?」って、誰に聞いても理解してくれなかった。
そんなことも、その子は「うん、たまにあるー」って頷いた。
「同じ気持ち悪いではないかもしれないけど」なんて前置きしてたけど、たぶん同じなんだと思う。
その子が「僕らの感覚が一緒なら」って言ってきたこと、まだ覚えてる。
本当に、びっくりした。
きっと他の誰かには見抜けないし、その誰かはこんな感覚は持ってないんだろうね。
「僕らの感覚が一緒なら、殺人衝動あるでしょ」
あるよって、正直に答えた。
でも、将来に響くし、生きていくのにも不便だろうからやらないんだって重ねて言った。
「うん。僕もそうだよ」なんて笑ってた。
私の感覚は変だって、不思議だってよく言われる。
昔はふとした瞬間に、きっと誰にも理解されないんだろうなって思って泣いたりもした。
それでも、その子は理解してくれる。
わかるよって言って笑ってくれる。
私達はよく「感覚一緒だよね」って笑い合ってる。
きっと、好きも苦手も近いんだと思う。
生まれた家も、誕生日も違うし、家族構成だって違う。
それでも、私達は一緒なんだと思う。
勿論、全部が全部一緒ではない。
小さなズレはやっぱりある。
でも、ちょっとズレがあっても、根本の考え方は同じだから、その些細なズレも心地いい。
きっと伝わるって思って話すことができる。
私とその子の感覚は妙に波長が合ってて面白い。
絵柄が違うパズルのピースが綺麗にハマったかと思えば、よく見てみると絵が少し似てる。
不思議だけど、隣にいるのが凄く心地いい。
そんな合い方をしてるの。
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