最近未来の終わりについて考える。
10年前は学生で、頑張っていれば、努力を重ねていれば果てのない未来でいずれ成長した自分を認め充実した日々が続くと思いこんでいた。
今はそうは思わない。人の未来……明日とかいつか、はそれこそいつか終わって皆いつか死ぬ。そこが未来の終わりの場所。10年無駄に過ごしても、そのことは理解できた。
学校で習ったパラサイトシングルや精神疾患に自分がなるとは当時ちっとも思わなかったし、今でも思っては震える。
一度だけお付き合いした相手も数年前に別れたので、祖母にひ孫は見せられそうにない。あんまりその気もないけと。
かろうじてバイトはしているものの、自立とは程遠い。
友情結婚に憧れるも友達も少ないし、いても相手にいいことがないので承けてもらえないだろう。
でも、趣味は充実している。趣味が私の未来の終わりをぼやかして、乾きかけの紙粘土みたいな私の生活に色をつけている。趣味が仕事になったらと夢を見ては賞レースに応募したりもした。いつか商品価値のあるものを形にできたらそれは、なんだろう。幸せ?人生のピーク?分からないけれど、そこでやっと社会に入れてもらえるってことなのかもしれない。
生きているうちに、未来が終わる前に、そこにたどり着きたい。趣味は命綱で、私と他者との糸電話だ。
それか、宝くじを当てて旅に出る。駅弁買って、各駅停車の電車に乗って、ゆっくり未来の果てまでいくのだ。
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