体は女、心は男、外からの見た目も今は完全に男です。
女として成長していくこの身体、周りの接し方、性別で役割が分けられるとき等に大きな屈辱を感じています。
学校生活があまりにもしんどくて、今日、担任の先生との一対一の面談で打ち明けました。
10年以上前に「なんか違う」って自分の性別と周りの言葉に違和感を持ち始めてからずっと、「これは死ぬまで誰にも話さない。バレたら奇異の目で見られる。自分だけの秘密」って思ってたのに、話してしまいました。いや、話せた、の方が正しいかもしれません。
今の担任の先生が本当に信じられると思えたからだと思う。
以前に雑談の中でポロっと「LGBT」って言葉を肯定的に言ってたからってのもあるかな。真剣な表情だった。この言葉を聞いたとき、はっとした。「理解してくれる人もいるんだ」と。教科書の内容以外で、ネットテレビでもラジオでもない場所でこの言葉を聞くのは初めてだった。
あまりうまくは伝えられなかったけど、ちゃんと理解してくれました。
そして今後どうしていったらいいか、一緒に考えてくれました。
これで急に悩みがなくなるわけじゃないけど、心にずっとついていたおもりが取れたような感じで、一気にスッキリしました。
先生に話せて良かったと思っています。
自分は自分。
性別なんて関係ない。
自分がしたい髪型で、自分が着たい服で、生きたら良い。
そう思わせられました。
学校が、社会が、少しずつだけど多様性を自然に受け入れてくれるようになってきていてうれしい。
でも、そういうのをカミングアウトしなくても、自分らしく、自分を表現できる社会になってほしい。
この小瓶を読んでいる人の中に、性別のことで悩んでいる人がいたら伝えたい。
諦めないで。あなたを受け入れてくれる場所はきっとある。
自分で自分を否定しないで。周りがみんな受け入れてくれなくなったとき、肯定してくれるのも、信じられるのも、自分だけだから。
どんなに転んでも、温かい場所が必ずあるから。
だから、今は苦しくても、諦めないでください。