誰も私に干渉しなきゃ平穏なのに。
こんなに誰もいないことが
心休まることだなんて、
誰も教えてくれないね。当たり前か。
自分を傷つける人間は怖いから、いらない。
身勝手かな?でもそれしか分からないよ。
ぶつかり合い傷つきあうことで
成長するのが人間なのだとしても、
私はそのフェーズにすら
移行できないんから。
永遠に誰にも知覚されたくない。
駅にいる見知らぬ人のままで、いいよ。
でもそうなったらきっと
さみしいんだよね、ばかみたい。
一人でいれば何にも感じない。
なんにも。無。
自我と世界の境界線が曖昧になって、
五感だけが鋭くて、
駅の風景だけを眺める。
こんなにいいことなのにね。
未だかつて体験したこともないけど、
きっと私はそのうち寂しくなるんだ。
いやどうだろう?
そのうち、誰も彼も忘れちゃうのかな。
見ないでほしい。
それで他人の心に私の虚像が
できるのは怖いよ。
いや実像でも怖いのかも知れない。
見させないでほしい。
見たら私は尚更私を許せないし、
他人のこともそのうち許せなくなる
モンスターになるから。
それでも自分で自分を
愛する能力はないんだから
結局、最低最悪だ。
他人との繋がりを求めるくせに、
自ら他人に接近するのに、
私は他人を拒否したままだ。
本心では軽蔑してるんでしょ?
それで、その軽蔑ラインを超えられない
自分も軽蔑してるんだ。
そんな人、誰も好いてくれやしないよ。
一番最初に言った言葉を変えてあげようか?
私が誰にも干渉しなきゃ平穏なのに。
でしょ。