小学生の頃、自分の不注意で事故にあった。せっかく出場できる大会の前に風邪を引いて出られなかった。学級崩壊して、許せなくて殴り合いの喧嘩をしたけど勝てなかった。意見を話し合う場でうまく説明できなくて笑われて恥ずかしかった。
中学生の時はクセの強い先生のお陰で色々と大切なことを教えてもらった気がするけど、今となってはあまり覚えていない。
高校でそれまで続けていた運動部に入ろうとしたけど、怒られるのが怖くなってしまって、入るのをやめた。いい友人に巡り会えたけど、なんだかあんまり覚えていない。その他の同級生ともあんまり話した覚えがない。
大学に入ってすぐに自信を無くしてしまった。周りの人達がとても立派で、頭が良くて、狭い世界で暮らしていた自分の無様さをまざまざと見せつけられたような感じがした。サークルの活動も上手いことできなかった。ゼミの先生は良くしてくれたけど、留年して迷惑をかけた。自分の不出来に嫌気が差して、辛くて寝込んで、自分はダメな人間だ、どうしようもない人間だと攻め続けたり。
どうにか今の職場に拾ってもらったけど、失敗ばかりで役に立てない自分に腹が立って、自分では頑張ってるつもりだけど他の人を見ると、自分はなんて駄目な人間なんだと思ったり、会社にいないほうが良いだろうと考えたり。
頭の中であれこれこねくり回しているうちに、とうとう自分がどうしたいのかもよくわからなくなった。どうしたいのか、どうすればいいのか、漫然と生きているのは良くないけれど、一体どうしたらいいんだろう。